先週の一件が尾を引き憔悴気味の私。午前中は電話にも出ずに新古今和歌集を読み耽る。途中短歌の推敲を何首か行う。

何も考える気力がなくなったので、昼以降全ての予定をキャンセルして水族館へ逃亡。水族館は有料、誰も追いかけて来ない。

MP3は米キャピトル盤のビートルズ。車中では土屋文明に関する本を読む。

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海獣館でおみくじを引く。今年はあまり運勢が良くないようだ。何事も前に進まないと書いてある。先週の一件で思い知らされたのでつい苦笑い。

家族連れやカップルに紛れて、ペンギンとアザラシのお食事タイムを観覧後いるか館へ。プールサイドで小一時間ぼんやり。ジムも居眠りしている。

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イルカのお食事タイム観覧後、ショープールへ移動。満員のイルカショーを観覧して水族館を後にする。

徒歩で道の駅へ。つがるロマン5キロを購入し、展望浴場へ。今日は比較的天気が良く、対岸の青森市街地の夜景も良く見える。低温槽でまた小一時間ぼんやり。

バスで市内に戻り、栄町二丁目下車。スーパーふじわらで野菜と肉を買い込む。ここは野菜が安く、牛脂も「ご自由に」なので助かる。

再びバスに乗りNTT前で下車し帰宅。夕飯の準備をしながらトリーノ冬号(日本野鳥の会)を読む。土門拳と川田喜久治の写真は楽しみだ。私は土門の曾孫弟子にあたる。

写真といえば先日東松照明先生が逝去された。某団体在籍時一度だけ指導を受けたことがあった。トリーノに連載されていた大叔父弟子の西川孟先生も鬼籍に入られた。

夕食時電話が入る。県王将戦、私の師匠が十六年ぶりの優勝。師匠はかれこれ十年以上県のタイトルからは遠ざかっていた。本当に嬉しかった。いつかは私も続きたい(一生無理だ)。

先日宇和島市から取り寄せた横山季由「続土屋文明の跡を巡る」が届く。「万葉集私注」や徳田白皙研究のための参考書として購入した。

土屋文明は短歌界最後の巨星でありながら、いまだ全集が編まれていない稀有な存在(ちなみに同時期の齋藤茂吉は、全集が二種類、選集が一種類発刊された)。研究は大変だがやりがいがある。

産直のつがるロマン(新米)はうまかった。カレーをかけるのを思わずためらったほど。市内でもこんな美味い米が採れるのかと感嘆。