悪天候。午前中は自室に籠って「波止場」102号のテキストデータ10ページ分を打ち込み。座りっぱなしは腰も痛くなるが、遅れを取り戻さないと年内発行の目処が立たない。

途中水道の凍結防止ヒーターの打ち合わせでSさん来訪。今年は冬の本格化が早まり、正直気が気でなかった。

前回の歌会は青森文学の臨時事務局会議で欠席した。その間に会員の歌に直しが入ったが、あまりにも粗末だったため、選者としてやむにやまれず独断で推敲、歌の順番も変更、タイトルも打つ。編集長には事後承諾。例えば会長の歌。

(原文)芦群に風鳴る音を聞いていた 稲作しない田のなげきとも
(メンバーの推敲)芦群に風鳴る音を聞いていた 稲作しない田のなげきの声か
(私の添削)芦群に風鳴る音を聞いている耕さぬ田のなげきの声か

一目瞭然と思う。こういうことを言ってはいけないが、うちのメンバーは作歌能力が根本的に欠如している。私が市民短歌大会の歌評者を拝命したのも推敲の腕を評価されたからだ。

午後は2ページのデータ入力、次いで個人誌のデータを16ページ分入力。個人誌は歌論のページが書き上がれば発行可能。

外は雨から暴風雪に変わった。一日モニターを眺めていると目が疲れる。止み間を見ながら外出するがまた降り出しあえなく引き返す。帰宅すると間もなく合唱団長が訪れる。

ニュースを見ると、ジャズ・ビアニストのデイブ・ブルーベックの訃報。91歳の天寿を全うした由。

Chaos and Creation in the Backyard-121206_2048~05.jpg
(編集中のモニター画面。今回は時間がないため完パケで挑む)

新日本歌人協会の「2013年度啄木コンクール」用の「雪降り積もる」20首詠の推敲完了。明日には投函可能。

夕食後再び「波止場」編集作業再開。3ページ進む。途中編集長や大家と打ち合わせの電話を挟む。

ふと、風が冷たくなった。
浦島の峠に
 Lennon「母の死」を聴く。
(「波止場」101号詠草より)

作業中のBGMはジョンとヨーコの「ダブル・ファンタジー~ストリップ・ダウン~」。明後日はジョンの命日。

夜23時、窓は完全に凍りついた。外の積雪は5センチにはなったろうか、相変わらず吹雪である。風に煽られて建物が揺れ、気持ち悪い。