雨模様の配達は完全武装。農業用ヤッケの上にウィンドブレーカー、軽半長靴。自転車を走らせると暑い。

帰宅後資源ゴミを出し、トーストとタリーズのブレンドで簡単な朝食。7時過ぎ雲間から太陽が顔を出し、ヴィーナスの日面通過を観察。8年前は弘前で入院生活中のため見られなかった。

「波止場」編集長からFAX。8日の歌会の打ち合わせ、6月新聞詠草に混じり、個人誌の評価。秀歌として二首挙げられていた。

墨彩の林檎畑に
春の雪
枝折れる音、山に谺す。

あの朝も春の淡雪降っていた。
「Everything」が
静かに流る。

意外な歌だった。

再び梅内美華子「横断歩道」書写。途中囃子委員長が七寸にカバーを持って来る。手伝いをしているとまた雨が降り出した。親子丼を作り昼食にする。

13時、アウガにて県民文化祭・文芸コンクール実行委員会。委員の皆様に個人誌をお渡しする。会議自体はサクサク進み、募集要項の増刷もみんなで和気藹々。

「同じ方法で個人誌を製作しました。これだと大量生産で無料配布も可能なんです」

「うちの結社の会報にも参考になるわ。何部刷って総費用はいくらなの?」

「100部でも2000円掛かりません」

終了後、事務局三名は一階クラムボン・カフェにて打ち合わせ。個人誌に高評価。T女史からアララギと別の小結社にお誘いを受ける。

「旧来の作風の歌人へも配慮している印象ですね」

「高齢化の進む県内歌壇にいい刺激になります」

帰宅後親子丼の具をうどんの具に使い夕食。18時、橋本小学校での合唱団レッスンに駆けつける。

今日のレッスン、私は扁桃腺の感染をかばい控え目に歌うが、その分指導に回る。6月30日のコンクールに向けて好仕上がり。これなら県代表にもなれそう。出来が良いので一曲目の「母なる故郷」をアカペラでと言う提案がS先生から出る。私も賛成。

休憩時間、私の個人誌の感想を頂く。日曜日の平和行進の時にメンバーには一通り配布した。

「うちの合唱団で曲、つけませんか?」

背中が痒くなるくらい評価が良く、ちょっぴり自信を深める。結局更に200部増刷となった(三刷目)。誰もが手に取れるフリーペーパー戦略は功を奏したと言えよう。あとは私自身の更なる力量向上に掛かっている。

コークハイを飲みながらジョニー・グリフィンの「ア・ブローイング・セッション」を聴く。