
(今朝の配達時撮影)
桜前線は津軽海峡を越え、北海道へ過ぎ去った。今日の最高気温は11度。寒い一日だった。
朝から期日指定の読者さんの集金、消費税をなくす会世話人会、昼食を挟んでオフィスの会議と多忙。
会議の合間に明日の「波止場」100号出版記念歌会や、19日の文学教室の打ち合わせ電話が入る。
明日に関しては、新たに「波涛青森支部」、「青森冬雷」さんの参加が報告される。司会の私はその都度紹介原稿、座席表を追加していく。
夕方、ようやく一息。続いて文学教室の版下作成、青森文学2012年度予算案作成に取り掛かる。完成は19時30分、さらに個人誌向けの自筆年譜を出力、全体の第二稿を仕上げ帰宅。
GW前に注文していた現代歌人叢書が届く。内容は佐藤佐太郎「海雲」、木俣修「故国の霜」、芝生田稔「南の魚」、近藤芳美「流星群」、五島美代子「そらなり」、中野菊夫「水色の皿」。いずれも選歌集だが、版元の短歌新聞社は先日解散、再刊されないものばかりだ。
「いつしかに世論がこびてゆくさまもみつめつつをり胸いたきまで」(中野菊夫)
特に中野菊夫に関して言及すれば、啄木に感化され作歌開始。渡辺順三らとプロレタリア短歌の流れを受け継ぎ、昭和21年「人民短歌」を立ち上げたことで知られる。「波止場」元主宰川崎むつをとも親交があった。
この現代歌人叢書には「短歌評論」、「人民短歌」、及び後継誌「新日本歌人」より渡辺順三(ともに在籍した「短歌評論」より親交の深かった渡辺は「波止場」創刊時に川崎主宰宛に電報を送っている。文面は2号掲載)、坪野哲久なども上梓されていたが、残念ながら今回は探せなかった。