今日は歌会。昨日会長から託された歌稿を手直し・清書して、私自身の10首一連も編んで臨む。Yさんが迎えに来るのを避け、自転車にて市民ホールへ。
歌会では101号に向けての編集方針を討議。席上、工藤会長の県歌人懇話会功労賞受賞の報告。会長の所属結社「波止場」、「冬雷」各一名の推薦によるもの。久々に目出度いニュースであった。
添削歌を会長にお渡ししたら、たいそう気に入って下さった。会長の個性を活かした編集を評価して頂き、これが101号提出稿となった。
遅れて到着したYさんがまた会合をかき回す。暴走をやんわり諫めた私だったが、思いがけずYさんに激昂される。会合を進めるためやむなく引き下がる。
ただ、明らかに別団体である波止場の会を青森文学会の下部組織と見なす言い方には承服しかねた。
さて、私が提出した歌。「'Til I Die」のタイトルは、ビーチボーイズの歌より拝借した。
「いい人ね」
なんて台詞も聞き飽きた。
ノンアルコールのジントニック。
放埒の青春時代抜けて現在、
十一のツケを
支払っている。
差し出した
匙を啜って、すぐ噎せる。
骨と皮だけの母の背擦る。
生かされる とは
生きていく 希望すら
自らの手で…閉ざして行くこと。
細やかな幸せに
背を向けつつも、
心の底で羨んでいる。
病身の我を憐れみ、
心中を持ち掛ける母に…
モルヒネを盛る。
馬上より見え隠れする
街の灯よ、
喪主挨拶を考えている。
亡き父の枕元、
妹に缶ビール投げ付ける。
ナヌカビ昏く…。
看取る人ばかりが増えて、
自らは独りで逝くと
言い聞かせてる。
父も母も、女も死んだ。
その屍肉、喰らいながらも
まだ生きていく。
介護生活時代を詠んだもの。これらの歌は「波止場」には出さず、季刊の個人歌集に掲載するつもりだった(「放埒の~」のみ新聞詠草再掲)、最近のYさんの振る舞いに気が変わった。結社のカラーとは明らかに異なるが、本気の歌を出す。
コピーが配られると、歌の重さに一同押し黙ってしまいそのまま歌会終了。私の誕生日祝いについては敢えて割愛してもらった。
帰りがけ、館内の市文協事務局へ。青森文学会側担当者の交代をYさん立ち会いの下完了。平和裡に解決したかったが、最早実力行使に踏み切るしかなかった。
アウガ内の市民図書館で再び編集作業に入り、14時帰宅。私と同じ誕生日のお袋に、線香を手向ける。
歌会では101号に向けての編集方針を討議。席上、工藤会長の県歌人懇話会功労賞受賞の報告。会長の所属結社「波止場」、「冬雷」各一名の推薦によるもの。久々に目出度いニュースであった。
添削歌を会長にお渡ししたら、たいそう気に入って下さった。会長の個性を活かした編集を評価して頂き、これが101号提出稿となった。
遅れて到着したYさんがまた会合をかき回す。暴走をやんわり諫めた私だったが、思いがけずYさんに激昂される。会合を進めるためやむなく引き下がる。
ただ、明らかに別団体である波止場の会を青森文学会の下部組織と見なす言い方には承服しかねた。
さて、私が提出した歌。「'Til I Die」のタイトルは、ビーチボーイズの歌より拝借した。
「いい人ね」
なんて台詞も聞き飽きた。
ノンアルコールのジントニック。
放埒の青春時代抜けて現在、
十一のツケを
支払っている。
差し出した
匙を啜って、すぐ噎せる。
骨と皮だけの母の背擦る。
生かされる とは
生きていく 希望すら
自らの手で…閉ざして行くこと。
細やかな幸せに
背を向けつつも、
心の底で羨んでいる。
病身の我を憐れみ、
心中を持ち掛ける母に…
モルヒネを盛る。
馬上より見え隠れする
街の灯よ、
喪主挨拶を考えている。
亡き父の枕元、
妹に缶ビール投げ付ける。
ナヌカビ昏く…。
看取る人ばかりが増えて、
自らは独りで逝くと
言い聞かせてる。
父も母も、女も死んだ。
その屍肉、喰らいながらも
まだ生きていく。
介護生活時代を詠んだもの。これらの歌は「波止場」には出さず、季刊の個人歌集に掲載するつもりだった(「放埒の~」のみ新聞詠草再掲)、最近のYさんの振る舞いに気が変わった。結社のカラーとは明らかに異なるが、本気の歌を出す。
コピーが配られると、歌の重さに一同押し黙ってしまいそのまま歌会終了。私の誕生日祝いについては敢えて割愛してもらった。
帰りがけ、館内の市文協事務局へ。青森文学会側担当者の交代をYさん立ち会いの下完了。平和裡に解決したかったが、最早実力行使に踏み切るしかなかった。
アウガ内の市民図書館で再び編集作業に入り、14時帰宅。私と同じ誕生日のお袋に、線香を手向ける。