
「春彼岸/白鳥漁(すなど)る鋳釜崎/念仏砕き怒涛寄せ来る」
朝起きると大雪。もう3月も下旬だが…。候補者の住む大泊集落は海岸の断崖の合間にへばりついている。候補者カーはFRのため雪が積もると坂は登れない。候補者を乗せ戦々兢々と事務所へ。
東津軽郡議員団の他、今日は青森市議四名が応援。市議団には別動隊で弁士を担当してもらった。
「選挙戦最後の訴え/雪催(ゆきもより)/舳先に停まる二羽の烏よ」
当初は乗車予定はなかったが、乞われて候補者カーのナビゲーターとなる。地方の選挙はオールラウンダーでなくては務まらない。

(「陽コあだネ村」、袰月集落)
今回乗車の理由は、昨夜提案した開拓地での全軒握手作戦を指揮するため。とはいえ、新たな積雪が30センチを超え、何度かスタックする羽目に。
「水仙も欠伸している土の中/彼岸過ぎても/降り続く雪」
16時、ついにFR車を断念し4WDに乗り換える。最後は本人による連呼1時間で終了。運転手さん曰く「議員より厳しい車長でした…」。
20時30分。候補者宅に戻るとお子さん二人、ダックスフンド二匹が出迎える。何故かすっかりなつかれてしまった。
不意に波止場の会から電話。県短歌連盟の理事就任依頼。出張中故に即答はせず。それだけ歌が認められたと解するべきなのか?まぁそれだけはないな(笑)。
携帯に入れておいたマイルスの「アイ・ラブズ・ユー、ポーギー」(「ポーギーとベス」より)を聴いて就寝。