今日は朝日アマの二回目の県予選。同時に盛岡で「将棋の日」イベントがあり、参加者も少なく千載一遇のチャンスだった。

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(図は△6一飛まで)

これは私の予選リーグ第二局の終盤。相手は一昨年赤旗名人戦Bクラスの決勝で破れた女の子のお兄さん。以前支部対抗戦ではチームも組んだことがある。

私の伝家の宝刀三間飛車に、相手は私に誘導されて(石田流をギリギリまでちらつかせたのだ)棒金からの急戦。途中桂の空成りから派手な大技が掛かり、飛車と金銀の二枚替えで圧勝ペース。

写真はどう指しても私の勝ちの局面。▲4五桂の詰めろでも良いし(ただしこれは△2二玉の早逃げが粘り強い)、露骨に▲3三金から精算しても△同金▲同銀成△2一玉▲2三成桂で受けなしだし、質駒補充の安全策で▲5八金(詰めろ)も△5一飛▲同銀不成(詰めろ)△3九角は▲1八玉で相手は駒が一枚足りず勝ち。

時間を5分残して▲5八金を着手したが、アマ六大大会の予選初勝利目前でフルえた私、この後終局直前に頓死してしまう。いくら逆転負けの多い私でも、普段ならここまで来ると間違えることはない。やはり実戦から離れると終盤の勘が鈍る。

親父の同僚の息子I五段(優勝候補だった)も準決勝でまさかの大逆転負け。同様にどう指しても振り飛車勝ちのシチュエーションで、終局後の感想戦に加わった私、「伝染しちゃったよ」と言われ顔を見合わせ苦笑い。

将棋は囲碁と違って終局に近付くほど、ミスの確率が高まる。それが楽しいとも言える。

今期は三棋戦を0勝6敗で終えた。震災の影響で私らの主催棋戦が中止になったし、長期出張で休場が長引いたのは悔やまれた。二戦目の中盤で私もまだやれる手応えを得たし、来期はもう少し成績を残さなくては。

さてエリ女、果たせるかな◎スノーフェアリー圧勝だったが○ダンシングレインがコケ、◎△2△3とタテ目を食らい馬券は外れた。