一行を見送った我々は台車の解体に掛かる。立秋ながら最高気温30.3度と残暑厳しい青森市。冷房のないテント内はさながらサウナ状態。

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(作業中のねぶた師・諏訪慎さん)

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角材・ボルト・タイヤ部分に分割して、倉庫へ搬入。

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私は飾り付けのキャラコを貼った際のステープルの針を抜く。後の作業や来年の運行で負傷しないための処置。

ここで市民病院から私に電話。叔母が再入院したとの話で、私は途中で引き揚げる。反省会もやむなく欠席となった。

病院に自転車を飛ばし入院手続きで奔走。小屋で残った弁当をもらったので、それを肴に晩酌。まちなかおんせんで痛めた足首と腰のケアをして、再び帰宅。

…疲労のため、ソファで3時間ばかり眠りこけてしまった。仙台の従妹は居住地の若林区で津波被災後心労が激しく、当面私が代わって介護を担当せざるを得ない。かつて両親の介護を独りで行った私、これくらい何のこれしき。もはや「ヨイトマケの歌」である。

叔母は娘(私にとって従妹)一家の被災で心労を重ねて倒れた。私と同い年の従妹の息子さんも、ねぶたの向かったいわき市で放射能の危険に晒されている。地震・津波は自然災害ゆえやむを得ないにしても、何はさておき東電・政府が憎い。絶対に解体してやる。

私が断続的に行っている被災地支援はもはや怨念。被災者は何も被災地のみにあらず、私は親代わりの叔母を守るためなら桃太郎侍でも萬屋錦之介にでもなる覚悟はある。

「てめえら人間じゃねぇ、叩っ斬ってやる!」くらいな勢いで。

さてアスパム会場の個展は年末年始になりそうで、先行して行われる予定のゆ~さでの個展は、今般のねぶたと先日の恐山大祭に決まった。明日(もう今日だが…)会場の確保に入る。