今朝、裏庭の仔猫にミルクを与える。ここで初めて仔猫が二匹と気付く。仔猫はうちの風呂場(未使用)で寛いでいた。

「君たちうちの子に決定!」

名前をつけてあげなくてはいけないようだ。4年ぶりにニャンコとの共同生活が始まった。亡くなった愛猫ハナコの分まで可愛がってあげたいと思う。

運行開始直前、待機場所近くのホストクラブ「コスモポリタン」に顔を出した。ここは同級生の店で私は常連客。

今朝ラジオ体操が終わった後、店から帰って来たマスターDとバッタリ。その際彼の店でクラス会を行う話を聞いた。

「もちろん来るよな?ところでどこに引っ越したんだよ?」

「実はお前の店の近くなんだよ(笑)」

…と言う伏線があり、運行直前仁義を切りに挨拶に行ったのだ。早い時間でDはまだ来ておらず、若い衆だけが店にいた。

「しばらくです!」

「看板つけなよ。もう祭り始まるぜ。マスターによろしく言っといてくれ。来年提灯出してくれってな(笑)」

運行開始。私と古株のK先輩(元力士、妹は同級生)以外はバイトの高校生。イマドキの子はすぐ力を抜くし、太鼓を真っ直ぐ引けない。曳き手頭の私、扇子持ちの先輩と息を合わせ、バイトを指導しながら太鼓を曳く。

「台車の中心をセンターラインに合わせて!」

「ちゃんと扇子見ろ!」

「早い!太鼓の身になれ馬鹿野郎!」

ひたすら叱咤する4.2km。やっぱりここでも私は鬼軍曹。しかしこうでもなければ、刺青入れた半端香具師あたりとは互角に渡り合えない。

Chaos and Creation in the Backyard-SN3J01930001.jpg
(写真は31日のもの)

ヤマセが厳しく23度しかないが、実質一人で曳いていると汗ダクダク。

渋滞で待ちが長い市役所や県庁前、私は太鼓を離れ手振鉦の前に立ち、観光客と一緒に跳ねる。桟敷から歓声が上がる(その様子はCSかケーブルテレビの中継を見て頂きたい)。

「祭りは漢を売る場なんだ。ぶら下がってばかりいないで、お前らも思い切り見得を切れ!」

「ハイ!」

21時、無事運行終了。
「ベテランが真ん中で曳くと安定してて、やっぱり叩きやすいです」
とは囃子方若手。

私は事務局の皆さんと酒を汲む。うちのねぶたは終了後被災地いわき市へ引き取られるとの由。少しでも勇気づけられるなら、これ以上の喜びもない。

23時小屋を閉め帰宅。二の丑の鰻重を掻き込みウィスキーを飲み直す。