(このエントリーは敢えて津軽弁をそのまま表記します)
ある日の食堂でのこと。浮かない顔の賄いさん。彼女も最近の事務所がギスギスしていることに心を痛めていた。
「母さんが毎日おらんどさめぇママこさえてけるはんで、おらだぢは安心して外さ出られるんだね。
ナンボ札の上がりが厳しくてかちゃくちゃねぇがさもわがんねばって、一生懸命支える人ほと粗末にしたり、荒げね言葉っこかげるんだば、その人は最早人間としてまいね。
たんだ選挙ばり夢中さなって、身内さそった事せば、上がっても人の為に働けねべせ。津波や原発で家屋敷や家族亡くした人が、どれだけへずねが…。おらだぢがそしたふじゃまだば、苦見てる人たちば助けらいねじゃな。
こした時こそ、周りの人さ感謝して、「ありがとう」の言葉、忘れればまいねんだ。
母さん、毎日、本当にありがとうな。おらは本当に感謝してるど。今晩もめぇママ、炊いてけろ」
「あんた達が、正月にまだ誰も事務所さ顔ッコ見せね時がら、雪の中Mさん(師匠)と二人でコツコツとビラ撒きに出掛けていだのを、私は見てきた。あんた達がいつも一生懸命だから、おらもこうやってママば炊くんだよ。話ッコ聞いてけで、本当にありがとうね。忙しいんだべけど、身体を大切にしてけろな」
黙々と働く後ろ姿を、必ず誰か見ているし、それに感じるものがあれば、一人二人と後に続くだろう。私が徹底して現場主義なのはその信念からだ。
ある日の食堂でのこと。浮かない顔の賄いさん。彼女も最近の事務所がギスギスしていることに心を痛めていた。
「母さんが毎日おらんどさめぇママこさえてけるはんで、おらだぢは安心して外さ出られるんだね。
ナンボ札の上がりが厳しくてかちゃくちゃねぇがさもわがんねばって、一生懸命支える人ほと粗末にしたり、荒げね言葉っこかげるんだば、その人は最早人間としてまいね。
たんだ選挙ばり夢中さなって、身内さそった事せば、上がっても人の為に働けねべせ。津波や原発で家屋敷や家族亡くした人が、どれだけへずねが…。おらだぢがそしたふじゃまだば、苦見てる人たちば助けらいねじゃな。
こした時こそ、周りの人さ感謝して、「ありがとう」の言葉、忘れればまいねんだ。
母さん、毎日、本当にありがとうな。おらは本当に感謝してるど。今晩もめぇママ、炊いてけろ」
「あんた達が、正月にまだ誰も事務所さ顔ッコ見せね時がら、雪の中Mさん(師匠)と二人でコツコツとビラ撒きに出掛けていだのを、私は見てきた。あんた達がいつも一生懸命だから、おらもこうやってママば炊くんだよ。話ッコ聞いてけで、本当にありがとうね。忙しいんだべけど、身体を大切にしてけろな」
黙々と働く後ろ姿を、必ず誰か見ているし、それに感じるものがあれば、一人二人と後に続くだろう。私が徹底して現場主義なのはその信念からだ。