天気の良い朝、最高気温は24度の予報。これで昼から浅虫温泉行き決定である。
但し午前中は片付け続行。どうにもDKが気になるのだ。配達業務を終え、7時帰宅。
食事もそこそこに、本棚(カラーボックス)のチェック。廃棄する本、ブックオフに売る本、一旦仕舞う本、本棚に並べる本に分類。こうやって見ると、自分の知性と品性の無さがありあり(苦笑)。
ベッド横の棋書は、囲碁と将棋に分けて。今習得中の本は表、当面使わない本は裏側に配置。棋譜ファイルは下の段に。
仕事関係の本は、来客の思想によってはかなり不快らしいので、部屋の一番隅に移動。しかも見えないようにカーテン設置。
写真集は、リアリズム系、報道系、グラビア系(アダルト含む)に分類して、リアリズム・報道関連のみ残し、土門、伊兵衛、アラーキー、キャパらの著書と一緒に並べる。写真集は重い。一番大変な作業だ。
秋の私はハードボイルド再読月間。ヘミングウェイ、チャンドラー、ハメット、チェイス、ゴアス、フレミングなど。
どうやら段ボールをなくする代わりに、カラーボックスを買わなければならないようだ。私はまだ給料日ではないので、本だけ積み上げてスペースは空けておく。
9時、囲碁名人戦のため、盤の前に座り、石を並べる。今年は青森で行われないのが、つくづく残念だ。解説は山城先生、聞き手は田村先生。

名人戦を観ながら昔の日記を破り捨てる。読み返す必要はない。今の自分のブログすらヒドイのに、昔の自分はイタ過ぎる。出来ればビデオのように消去してしまいたい。
廃棄する本や、資料、ビデオテープで、たちまちポリ袋が一杯に。過去の自分はもういらない。
10時、中継終了。浅虫温泉行きの準備。今日は津軽高野山でバスを降り、参拝してそのまま谷地山(標高180.7m)登山道へ。八十八ヶ所を巡り、八幡宮からゆーさへ行き夕陽を見ながら入浴を計画。準備終わり次第バスの時間まで仮眠。
寺山の二番煎じみたいだが、「日記を捨てよ、山へ行こう」。14時42分、浅虫温泉行きのバスに飛び乗り、津軽高野山で下車。15時過ぎ、山門へ立つ。

ここは津軽藩の護国寺、そして弘法大師巡礼の十八番札所でもある、由緒ある寺。高野山はつがる市車力にもあり、そちらは「西の高野山」と呼ばれる。
今日の目的は谷地山をのんびり登りながら、八十八ヶ所巡りをすること。装備は作業服にヤッケ、カメラ、携帯、そして数珠。

急な石段を登る。本堂の周りに植えられている彼岸花はもう終わりに近い。

水子供養の風車。まだ新しい。隣の地蔵菩薩に手を合わせ、巡拝開始。
今日は日没時間を考え、通常の逆(八十八番)からスタート。ちなみに180mしかない山なので、紅葉はまだ始まっていない。

巡拝路には八十八体の石仏。一つ一つ手を合わせ、読経する。下には浅虫の海が見える。

今日は天候が良く、歩いているとやや暑い。虫除けして来ないので、ブヨや蜂が寄って来るが、相手にしなければ刺されることもない。不殺生は仏教の大切な教えだ。
やや熊は気になるが、この山は里山中の里山、栗も団栗も多い。餌はあるから出ないだろう。

莇の花を愛でながら頂上へ向かう。高度が上がるに従って虫は寄らなくなった。
全国にある八十八ヶ所巡礼は、本場四国の各札所の土を、番号に合わせて埋め、上に石仏を安置したもの。それを巡拝するとお遍路さんと同じご利益があるとされ、古くから民間信仰の中心だ。

これはミヤマシキミ。初秋の山の楽しみはやはり花だ。16時30分、谷地山登頂。

ベンチに腰を下ろしのんびり海を眺める。鴎島と裸島が美しい。遍路した者だけが味わえる至福。ここで「碁バイルセンター」のテキスト中継を確認。白番井山挑戦者優勢か。
下山開始。今日は太陽の位置関係が悪く、日没を山頂で迎えることが出来ないのだ。花でも愛でながら、ボチボチ行くか。



「幽霊草」ことギンレイソウ発見。キノコではない。光合成をしない寄生植物。もしかして今日はいいことがあるかな?
八十八ヶ所巡りの常として、前半は石仏の間隔が長く、後半は短めだ。今日は逆巡なので、これから間隔は長くなる。
何か気持ちが晴れて来て、歌が飛び出す。ポールの「ワンダーラスト」。文字通り放浪癖を持つ私には、ピッタリの曲。聴かれたら恥ずかしいが、今日は一人の山行。オーディエンスは野仏様だけ、気にしない。
この山は、その昔はアイヌの館があった場所。さらに大河兼任の古戦場でもあり、遺跡も多い。

また奥の小松山は、以前浅虫スキー場があった場所。廃止してからもう30~40年くらいになるだろうか?現在は東北本線のトンネルが通っている。

そろそろ1番石仏。巡拝路も終わり。結願して下山。17時10分。山門の前を青森駅前行きの市営バスが通過、乗り遅れたが気にしない。御仏の導きだ。ゆーさ浅虫でじっくり汗を流し、市内の夜景を眺める。18時33分のバスに乗車。
馴染みのタバコ屋でビールとタバコ、泡盛を買い帰宅。部屋のドアを閉めるなりビールが一缶空いた(笑)。
名人戦は終局していたのでビデオチェック。最後秒読みの中、白の中央の大石に眼がなくなり、井山挑戦者大ピンチも、左辺に脱出して名人が投了したようだ。
ちなみに今日は竜星戦の決勝もあり(黒番井山八段、白番張名人)、ビール片手に観戦中。解説が山下棋聖、聞き手はインストラクター高梨聖子さん(「東のプリンス」高梨聖健八段の妹)の夫婦解説。微笑ましい。
久しぶりの彼岸巡礼を満喫した一日だった。来年の春彼岸には笈摺を着て来よう。そして夏は10回目の三十三観音を自転車で巡拝。そして秋に恐山へ。
竜星戦の結果は黒番井山八段が3目半勝ちで優勝。見届けたので、安心して少し早いが就寝。明日も早い。
但し午前中は片付け続行。どうにもDKが気になるのだ。配達業務を終え、7時帰宅。
食事もそこそこに、本棚(カラーボックス)のチェック。廃棄する本、ブックオフに売る本、一旦仕舞う本、本棚に並べる本に分類。こうやって見ると、自分の知性と品性の無さがありあり(苦笑)。
ベッド横の棋書は、囲碁と将棋に分けて。今習得中の本は表、当面使わない本は裏側に配置。棋譜ファイルは下の段に。
仕事関係の本は、来客の思想によってはかなり不快らしいので、部屋の一番隅に移動。しかも見えないようにカーテン設置。
写真集は、リアリズム系、報道系、グラビア系(アダルト含む)に分類して、リアリズム・報道関連のみ残し、土門、伊兵衛、アラーキー、キャパらの著書と一緒に並べる。写真集は重い。一番大変な作業だ。
秋の私はハードボイルド再読月間。ヘミングウェイ、チャンドラー、ハメット、チェイス、ゴアス、フレミングなど。
どうやら段ボールをなくする代わりに、カラーボックスを買わなければならないようだ。私はまだ給料日ではないので、本だけ積み上げてスペースは空けておく。
9時、囲碁名人戦のため、盤の前に座り、石を並べる。今年は青森で行われないのが、つくづく残念だ。解説は山城先生、聞き手は田村先生。

名人戦を観ながら昔の日記を破り捨てる。読み返す必要はない。今の自分のブログすらヒドイのに、昔の自分はイタ過ぎる。出来ればビデオのように消去してしまいたい。
廃棄する本や、資料、ビデオテープで、たちまちポリ袋が一杯に。過去の自分はもういらない。
10時、中継終了。浅虫温泉行きの準備。今日は津軽高野山でバスを降り、参拝してそのまま谷地山(標高180.7m)登山道へ。八十八ヶ所を巡り、八幡宮からゆーさへ行き夕陽を見ながら入浴を計画。準備終わり次第バスの時間まで仮眠。
寺山の二番煎じみたいだが、「日記を捨てよ、山へ行こう」。14時42分、浅虫温泉行きのバスに飛び乗り、津軽高野山で下車。15時過ぎ、山門へ立つ。

ここは津軽藩の護国寺、そして弘法大師巡礼の十八番札所でもある、由緒ある寺。高野山はつがる市車力にもあり、そちらは「西の高野山」と呼ばれる。
今日の目的は谷地山をのんびり登りながら、八十八ヶ所巡りをすること。装備は作業服にヤッケ、カメラ、携帯、そして数珠。

急な石段を登る。本堂の周りに植えられている彼岸花はもう終わりに近い。

水子供養の風車。まだ新しい。隣の地蔵菩薩に手を合わせ、巡拝開始。
今日は日没時間を考え、通常の逆(八十八番)からスタート。ちなみに180mしかない山なので、紅葉はまだ始まっていない。

巡拝路には八十八体の石仏。一つ一つ手を合わせ、読経する。下には浅虫の海が見える。

今日は天候が良く、歩いているとやや暑い。虫除けして来ないので、ブヨや蜂が寄って来るが、相手にしなければ刺されることもない。不殺生は仏教の大切な教えだ。
やや熊は気になるが、この山は里山中の里山、栗も団栗も多い。餌はあるから出ないだろう。

莇の花を愛でながら頂上へ向かう。高度が上がるに従って虫は寄らなくなった。
全国にある八十八ヶ所巡礼は、本場四国の各札所の土を、番号に合わせて埋め、上に石仏を安置したもの。それを巡拝するとお遍路さんと同じご利益があるとされ、古くから民間信仰の中心だ。

これはミヤマシキミ。初秋の山の楽しみはやはり花だ。16時30分、谷地山登頂。

ベンチに腰を下ろしのんびり海を眺める。鴎島と裸島が美しい。遍路した者だけが味わえる至福。ここで「碁バイルセンター」のテキスト中継を確認。白番井山挑戦者優勢か。
下山開始。今日は太陽の位置関係が悪く、日没を山頂で迎えることが出来ないのだ。花でも愛でながら、ボチボチ行くか。



「幽霊草」ことギンレイソウ発見。キノコではない。光合成をしない寄生植物。もしかして今日はいいことがあるかな?
八十八ヶ所巡りの常として、前半は石仏の間隔が長く、後半は短めだ。今日は逆巡なので、これから間隔は長くなる。
何か気持ちが晴れて来て、歌が飛び出す。ポールの「ワンダーラスト」。文字通り放浪癖を持つ私には、ピッタリの曲。聴かれたら恥ずかしいが、今日は一人の山行。オーディエンスは野仏様だけ、気にしない。
この山は、その昔はアイヌの館があった場所。さらに大河兼任の古戦場でもあり、遺跡も多い。

また奥の小松山は、以前浅虫スキー場があった場所。廃止してからもう30~40年くらいになるだろうか?現在は東北本線のトンネルが通っている。

そろそろ1番石仏。巡拝路も終わり。結願して下山。17時10分。山門の前を青森駅前行きの市営バスが通過、乗り遅れたが気にしない。御仏の導きだ。ゆーさ浅虫でじっくり汗を流し、市内の夜景を眺める。18時33分のバスに乗車。
馴染みのタバコ屋でビールとタバコ、泡盛を買い帰宅。部屋のドアを閉めるなりビールが一缶空いた(笑)。
名人戦は終局していたのでビデオチェック。最後秒読みの中、白の中央の大石に眼がなくなり、井山挑戦者大ピンチも、左辺に脱出して名人が投了したようだ。
ちなみに今日は竜星戦の決勝もあり(黒番井山八段、白番張名人)、ビール片手に観戦中。解説が山下棋聖、聞き手はインストラクター高梨聖子さん(「東のプリンス」高梨聖健八段の妹)の夫婦解説。微笑ましい。
久しぶりの彼岸巡礼を満喫した一日だった。来年の春彼岸には笈摺を着て来よう。そして夏は10回目の三十三観音を自転車で巡拝。そして秋に恐山へ。
竜星戦の結果は黒番井山八段が3目半勝ちで優勝。見届けたので、安心して少し早いが就寝。明日も早い。