尊敬する泉谷しげるさん(泉谷さんのご両親は青森の人だ)ではないけれど、忌野清志郎さんが亡くなったことを認めたくない。


RCサクセションが好きだった。同級生の間で良くレコードを貸し借りしたし、体育館のステージで真似して歌った。何せ、私が生まれた時からすでに歌っていたんだ。

うちの母は父を見ながら、「同じ清志なら、キヨシローの嫁になりたかったよ」と良くぼやいていた。

友達と「い・け・な・いルージュマジック」の真似をして、担任に説教されたことがある。ああ「僕の好きな先生」。

学生時代住んでいた弘前のアパートで「恐るべきジェネレーションの違い~Oh,Ya!」を歌って、追い出されたこともある

「スローバラード」の真似をして、市営球場の駐車場で彼女と手をつないで寝てたら、付近住民から通報されたこともある。

六ヶ所の原燃の前で、反対デモでタイマーズを流してたら没収された。思い出にはこと欠かない。

憧れのロックスター。これから告別式らしいけど、いきなり「冗談じゃないぜベイベー!」ってシャウトしながら「い・け・な・いルージュマジック」のように棺桶から出て来たら嬉しいのに…と思う。

「ずっと夢を見て、安心してた、僕は」

「君がいなけりゃ、夜はクライ。春の日差しの中も、とてもクライ」

昨日は青森に戻って、相方と朝までRCをカラオケで歌った。

「愛し合ってるか~い!」「イェ~って言え~!」

そういえば清志郎さん、こんなこと言ってたなあ。

「憲法9条を知ってるかい?ジョン・レノンの歌みたいじゃないか?世界中に自慢しようぜ!」


受け継ぐのは、私達だ。