「棒銀の鬼姫」こと伊藤明日香女流1級が3月31日、規定により引退されました。
引退の翌日、女流初段に昇段されました。
ここ数年、勝てませんでしたから、心配していたのです…。まさかお父様(果七段)より早かったとは…。

エイプリル・フールかと思ったんですよ。でも、どうやら事実のようで、連盟のHPにて再度確認しました。
私は9戦ほど、ネットで指導を受けていましたが、1勝8敗でした。

私は元々、師匠であり父である伊藤果七段のファンで、いまでもうちの新聞に載る先生の詰将棋を楽しみにしています。だから明日香先生は特別に応援していたのです。

これからは女流棋士会の役員としての活動に重点を置かれるものと思います。聞き手や普及など、これからもご活躍を期待します。

来年こそ、女流棋士の集いでお会いできることを楽しみにしています。15年の現役生活、お疲れ様でした。

それともう一つ、日本将棋連盟の月刊誌「将棋世界」の販売が、毎日コミュニケーションズに委託されます。それと同時に、「将棋世界」編集部も、将棋会館からマイコミに引越しとなります。

そんなに売れてないのか…と暗澹たる気持ちになりますね。実売3万部とは聞いていますが。

連盟の赤字も深刻ですし、マイコミへの移管はやむを得ないのでしょうが、「近代将棋」の二の舞だけは避けて欲しいです。

ある方ブログへののコメントで、「連盟なんか潰れれば良い」という中学生級位者の戯言が載ってましたが、だったら将棋するなよと言いたいです。

それはサッカーなら「ワールドカップに出れない程度なら、Jリーグを解散しろ」、競馬なら「ドバイで勝てないJRAは解散しろ」、相撲なら「朝青龍が生意気だから、相撲協会は解散しろ」というのと同じくらい暴論。〇ちゃん〇らー特有の破壊的論理。

例えジョークでも赦しません。そういう不用意な言動が、将棋連盟を窮地に追い込んだんです。

もっと建設的な提案をしなよ。道場で指させてもらっているならさ!それが出来ないなら、道場やめなよ。勝てないのを連盟のせいにするなよ、それは君が弱いだけだ。将棋の世界は勝ったものが全て。くだらないことを書いている暇があれば、棋譜の一つでも並べろよ。

少し腹が立ったので、一筆書きましたが、ガキの戯言に怒っても、また体調を崩すだけですよね(苦笑)。