山下敬吾王座1勝、張栩名人2勝で迎えた本日行われた囲碁・王座戦第四局は、271手完、白番張栩名人が2目半勝ち、先日の天元戦に引き続きタイトルを奪取、名人・王座・天元・碁聖の四冠王になった。
内容は左辺での戦いで、黒番山下王座が優勢を築き、そのままヨセに入ったが、ヨセに入ってから張栩名人が追いつき終局間際で抜き去った。やはり張栩名人は連戦の疲れが出ているのだろうか、勝ってもなお内容の悪い碁であった。山下王座には中盤には中押しまであるかという優勢を築いていただけに惜しい内容だった。
私は今日は職場の当直で、「幽玄の間」から観戦していたが、ほとんど終局間近だった上、途中対局を申し込まれたため、ついさっき確認したばかりだ。逆転模様で難しい形勢だったので自分の対局がおろそかになり、大石を召し取られて優勢な碁をひっくり返されてしまった(笑)。