先日行われた倉敷藤花戦では、里見香奈女流二段が清水市代倉敷藤花・女流王将を2―0で降し、初タイトル。お馴染み清水藤花の「倉敷の皆さん、ただいま!」のフレーズも、岡山は準地元とも言える島根在住の里見には通じなかったか。
これが世代交替だと言い切れるかは、にわかに判断しかねるが、清水女流王将が「事実上」無冠(女流王将戦は休止)になったのも、また事実。良きライバルの中井広恵女流六段も、独立問題を経てもはや無冠となって久しい。
さて、渡辺竜王が羽生名人に世代交替を迫る竜王戦の第四局だ。
しかしながら渡辺竜王は三連敗、しかも後手番。絶対絶命である。
戦型は羽生名人の相掛かり引き飛車棒銀から手損で意表の銀矢倉となった。対する渡辺竜王は浮き飛車、中住まいから銀も桂も繰り出し、攻めのみに専念する構え。
先程封じ手となったが、名人の手損をいかに咎めるかが勝敗を分けそうだ。
竜王の封じ手の予想は立てづらい。4五桂、5五銀左、7六歩、9五歩とかなり手が広いが、もう待つ手はない。解説の深浦王位の予想は、さらに端に味を付ける9五歩だが、竜王の棋風からは考えづらい。単に取り込む7六歩が本線か?
私はこの局面、渡辺竜王がかなり指せると思うが、相手は羽生名人。一気に決着とも考えづらい。勝ちを焦ると薄い玉が祟り、名人の思うツボにハマるので、明日午前中はまだ心理戦が続く様相。
これが世代交替だと言い切れるかは、にわかに判断しかねるが、清水女流王将が「事実上」無冠(女流王将戦は休止)になったのも、また事実。良きライバルの中井広恵女流六段も、独立問題を経てもはや無冠となって久しい。
さて、渡辺竜王が羽生名人に世代交替を迫る竜王戦の第四局だ。
しかしながら渡辺竜王は三連敗、しかも後手番。絶対絶命である。
戦型は羽生名人の相掛かり引き飛車棒銀から手損で意表の銀矢倉となった。対する渡辺竜王は浮き飛車、中住まいから銀も桂も繰り出し、攻めのみに専念する構え。
先程封じ手となったが、名人の手損をいかに咎めるかが勝敗を分けそうだ。
竜王の封じ手の予想は立てづらい。4五桂、5五銀左、7六歩、9五歩とかなり手が広いが、もう待つ手はない。解説の深浦王位の予想は、さらに端に味を付ける9五歩だが、竜王の棋風からは考えづらい。単に取り込む7六歩が本線か?
私はこの局面、渡辺竜王がかなり指せると思うが、相手は羽生名人。一気に決着とも考えづらい。勝ちを焦ると薄い玉が祟り、名人の思うツボにハマるので、明日午前中はまだ心理戦が続く様相。