まず、初型はこの通り。持ち駒は飛角金。
初手は▲6五歩。対して△8八飛成なら▲6六角以下。よって△同玉の一手。
次は11手目の局面です。
一見、△6四玉しかないようですが、それでは▲5五角以下早詰み。正解できなかった方は、この紛れでした。
しかし、ここで唯一無二の合い駒△5五香があります。これで玉は右に逃げ出せるのです。
そしてしばらく二枚飛車のカニ歩きが始まります。
これは26手目。香車に歩の合い駒が発生し、このままでは打ち歩の反則です。
どうやってこれを打開するのでしょうか?
(続く)