まず将棋の竜王戦。予想通り相矢倉戦。後手の渡辺竜王が端攻めを敢行するが、羽生名人は切らしにかかる。
渡辺竜王は細い攻めを巧みに繋いで羽生玉に迫るも、「攻めさせられている」観が強く、二日目の夕方の中継時には、切れ筋に。
放送終了後、名人は一転反撃に出て、竜王を一気に沈めた。二連勝。
羽生名人の懐の広さを、つくづく感じさせる将棋。四番棒で奪取確実と言えよう。
ちなみに私、連盟の免状課より今回の記念扇子を頂いた。画像は後日。
さて、囲碁の名人戦、二日目の昼には、あっさり決着がついてしまった。100手にも満たない決着。
正直に言えば、昨日の封じ手の時点では、もう張栩名人には勝ちがなかった。
あちらを立てればこちらが立たずの状態で、上辺・右辺・左上隅全滅。
井山八段の快勝譜である。
対戦成績は、これで3勝3敗のイーブン。第一戦の前夜祭での席上、私が関係者と予想したように、やはり決着は最終戦だ。