奔放な発言が人気とされる自民党新総裁麻生氏だが、実はなかなかの「暴言王」。一般紙に報道された有名なもののみピックアップしてみる。
「東京で美濃部革新都政が誕生したのは、婦人が美濃部スマイルに投票したのであって、婦人に参政権を与えたのが最大の失敗だった」(1983.2.9、高知県議選応援演説)
「創氏改名は、朝鮮人の人たちが苗字をくれといったのが始まり」(2003.5.31、東京大学での講演)
「(北朝鮮のミサイル発射を金正日総書記に)感謝しないといけない」(2006.7.8、広島市での講演)
「地球温暖化を心配する人もいるが、温暖化したら北海道は暖かくなってお米が良くなる」(06.9.13、札幌市での総裁選演説)
「七万八千円と一万六千円はどっちが高いか、アルツハイマーの人でも分かる」(07.7.19、富山県高岡市での講演)
「岡崎の豪雨は一時間に140ミリだった。安城や岡崎だったからいいけれど、名古屋で同じ事が起きたらこの辺、全部洪水よ」(08.9.14、名古屋市での総裁選演説)
「自衛隊はみんなが認めている。日本は戦力を保持しないといっても、外国は理解できない。憲法九条二項を「陸海空自衛隊、これを置く」と置き換えればいい」(01.4.14、時事通信社のインタビュー)
(集団的自衛権について)「権利はあるが使ってはいけない、というのは無理がある。世界中で認められていない国はない」(01.11.4、学習院大学での講演)
「(靖国神社に)祭られている英霊は、天皇陛下万歳といった。天皇陛下の参拝が一番だ」(06.1.28)
「靖国の話をするのは基本的に中国と韓国、世界百九十一カ国で二カ国だけだ」(05.11.26、金沢市での講演)
…ずいぶんと暴言の多い方である。先日罷免された農林水産大臣の比ではないのだ。こういう人しか総裁・総理に選べない自民党も、いかがなものかねえ…。選挙終わるまで、口にガムテでも貼っておいたほうが良さそうですなあ。