読者の将棋おやじさん相手にネット指導対局を行いました。

彼は「ケトルシステム」を使う方です。

ケトルシステムとは、アメブロにブログのあるけとるさん(現在改名)が開発した戦法です。

要は角道を開けない引き角二枚銀で角頭を破るシンプルなもの。鳥刺しとカニカニ銀の中間的な形。振り飛車との相性が良いのだそうです。確かに破壊力だけはありそうですよね。

本家は私を怖がっているのか、相手してくれませんが(笑)、将棋おやじさんに指してみてもらいました。

私はあえて三間飛車。7五の位は取りますが、石田流には組まず森流にするのです。角を7七、銀は7六で、相手の仕掛けを封じます。押さえ込みが、一番分かりやすい対策なのです。

焦れて銀交換目的に6六に銀を擦り込んで来たのですが、相手は浮き飛車の後から銀を繰り出す途中。

つまり銀を交換して、飛車を捕まえれば将棋はそこで終了です。

駒の交換・打ち込みは、相手が居玉なので歓迎なのです。

棋譜は彼に申し訳ないので公開しませんが、かつて中級者時代に、鳥刺しに何度も痛い目にあって来た私が、ケトシスに出したファイナルアンサーです。