「海がきこえる」「恋する女たち」などで知られる作家の氷室冴子先生が、肺がんにて死去されたという報せを受けました。享年51。

中学校時代から大好きな作家でした。「白い少女たち」は、何度読み返したか…。

実は私、長く「コバルト」のファンクラブにも在籍していました。

当時は氷室先生の他、新井素子先生、久美沙織先生、大和真也先生、唯川恵先生などが執筆陣。ジュニア小説誌にしてはかなり豪華だったのですよ。

一時はコバルト文庫だけで、数百冊ありました。

デビュー作から全作品読んで来たので、氷室先生の新作を読めなくなるのは、とても寂しいですね。

例えが適切かどうかわかりませんが、交際期間が長かった彼女とお別れしたような気分。何かしっくり来ません。悲しいと言うより、あるべきものがそこにない違和感。

ご冥福をお祈りします。