今、青森県立美術館で行われている「人体の不思議展」。

本物の人体を使用した「リアルさ」が売りだ。

県内マスコミが共催するからか、宣伝も多く、入場者数も順調という。

しかし、良く考えて欲しい。

これは「人体模型」ではない。「死体」なのだ。しかも、献体ですらなく、中国の死刑囚を買って来たのだ。

要は県と東奥日報が、一部業者と結託して、死体を見せて金を取っているのだ。

悪趣味かつ倫理観に欠ける暴挙である。

例えば、猟奇殺人事件の手口を詳細に解説したり、詳しい自殺方法を説明して死を煽る、また被害者のプライベートを詮索し「殺されて当然」などと書き散らすことを「報道の自由」という、最近の腐ったマスコミの風潮の反映だ。

面白がって見ている人間の神経も、かなり麻痺していると断ぜざるを得ない。

考古学者が木乃伊を展示するのとは、根本的に性質が違うのだ。

人の命を商売にするな。即刻中止せよ!