ここしばらく、IBSによるひどい腹痛と副作用による吐き気に悩まされたせいか、随分体重が落ちてしまった。

食事があまり摂れなかったせいだが、一週間で4キロも落ちてしまうと、目に見えて体力が低下する。

恐いのは、次第に食べなくとも空腹感を覚えなくなることだ。低下した意欲に任せて日々を過ごすと、あっと言う間に拒食症状に陥る。電解質が異常を来たすのだ。

腸の器質的異常ではないのは救いだが、目下私の病状は拒食との戦いである。

傍目には体格が良く血色も良い方で、ギリギリまで表情に出ないため、余程悪化しないと周囲はわからないのが難点で、SOSを出しても検査結果が判明するまで信じてもらえないことも多い。

倒れてから病院に運ばれることもままある。そうなれば、しばらく輸液の毎日になる。この点では主治医から「損な性格」と良く言われる。

何とか食事も可能になったので、少しずつ改善させていくしかないようだ。

両親没後、不測の事態に備えて、私の薬にはビタミン製剤やミネラルが多数処方されているのだが、薬に頼るのは、あまり健全ではないと思っている。

自分の身を守るのは、やはり自分しかないのだと痛感する。