家では、本桂四寸と並彫り駒というかなり本格的なセットで将棋を指しているが、さすがに週二回の当直には持って行けるはずもない。

そこで登場するのが、連盟の布盤と100均の押し駒(源平)である。まるで大会の地区予選で使うような組み合わせ。

片や三万円以上のセット、こちらは約600円のセット。

布盤とは、バンダナみたいな生地に、盤が描かれたもの。どこでも持ち歩けるから、都合が良い。

源平駒とは、成った裏が朱書きになっているもので、級材の木地に印刷した押し駒は、安いので重宝する。

棋譜解説の時は、専らこのセット。

これはさっきの伊藤明日香女流一級戦の現局面です。

私の駒は中国製。同じ源平でも、天童で作った書き駒(つげの木地に漆書き)は、並の彫り駒より高い。

山形に行ったら、咲分け(上が朱、下が黒漆で書かれたもの)あたりを土産にしたい。観賞用だけどね。