去年亡くなった親父の話をば。

親父は戦争で中国に行き、ソ連の捕虜になって終戦を迎えました。

捕虜生活は悲惨で、同じ部隊の仲間は3分の2が、寒さや病気で亡くなったそうです。

でも、その中でレーニンに触れ、「日本が平和な国になるにはどうしたらいいか?」と考えて、帰国後、日本に戦争に反対して頑張った人達が居たと聞き、革命家になりました。

革命家といっても、テロではなく、平和と民主主義を守るお仕事です。

農村部を人形劇をやりながら、アメリカの占領に反対したのだそうです。

その後も、働く人の権利や、戦争のない世界、人に優しい世の中を目指して、85歳で亡くなるまで頑張っていました。

親父は多くの人から愛されました。昨年のお通夜の時、その人脈のすごさに驚いたものです。

映画「モーターサイクル・ダイアリー」を見ながら、ふと思い出したんで書いてみました。

今は私が、仲間とそれを受け継いでいます。