日曜日のこと。
前の会社の顧問的な立場だった方が会いきてくださった。良い季節なので奈良公園の人が少ないエリアをご案内した。
その方いわく、わたしと感性が似ているのだそうだ。
そんなこと初めて言われた。
「変わってるね」と言われることは多いけど。
相手は10代で起業して、60代になった今も、3ヵ国を1週間ごとに飛び回り、多くのビジネスを立ち上げては人に譲り、また新しいことを始めようとしている、賢くてエネルギッシュな人である。
こちとら、こじんまりと、不安定な人生やし。
えー!?そんなこと言われたら恐縮ですわ。ガハハ。って感じ。
しかし。よく理由を聞くと。
若い頃は自分自身が他人と異なっているという劣等感があったから、似た人に会うと今でも嬉しいらしい。
結局、変わってると言われてた!!
表現は色々あるものやし、あんがい評価はブレないもんだな。
あれやこれや話しながら歩いてて、ほら、似てるでしょ?的に繰り返されると、だんだん似てる気がしてきた。おもしろいものである。
省みれば。
自分と感性が似ているという角度で人を見たことがなかった。
繋がっておきたいのは、
考え方や感じ方が好きだな。おもしろいな。
こんなとき、どう感じるの?知りたいな。
って思う人。
端的にいうなら、好きか嫌いか?
あるいは、話が合うか、合わないか? んーー。
それは似ているから? ん?
いや、なんか違う気がする。
だいぶ違う気がする。んーー。
わたしのことを「変わっている」と言った人達は、自分と似ている人が沢山いるのだろうか。
なんてことを
とりとめなく考えてたら
言葉の境界線がぼんやり霞んでいく。