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以下 小野食品さんのブログを抜粋します

2011.07.09 Saturday
早期復興に必要な要件
店主の小野です。


お伝えしていますように、お陰様で6月20日(月)から本社及び一カ所の工場を再開することができ、徐々に工場の生産のペースも上がりつつあります。

8月の初旬から予定している「2交代生産」が実現できれば、
まずは震災前の80-85%程度に戻せるのではないかと考えています。

よく、マスコミ関係者他多くの方々から聞かれます。

   「どうして、こんなに早く復興できたのですか?」

 確かに、被災したエリアでも、私共のような大型の生産機械を沢山動かす工場が再開しているのは、現時点ではあまりないと聞いています。

  それは、
           ①お客様からの温かい励ましの声

           ②従業員の人達の献身的な手伝い           

この二つだと思います。


もちろん、物理的に再建の可能性があることは必須条件ですし、それが前提の話です。



実際には、立地的に可能性があっても、進んでいないところも少なくないと、
県庁の方にお聞きしました。

でも、がれきの除去を始め、経営者のパッションがあれば、行動できることも少なくありません。
役所が動いてくれないのではあれば、少々強引にでも、民間企業を探しまくって、来て貰えばやりないことはありませんし・・・・。

実際に、我々はそんなスタートから2ヶ月の復興計画に集中してきました。


「お客様からの温かい励ましの声」は、経営者のみならず、
多くのの従業員を奮い立たせてくれました。

 自分達が作っている商品が、これだけ、沢山の人達の役に立っているのか。
 商品を介したメーカーとお客様の関係ですが、まるで家族のように、
 いたわってくれる・・・・・・。
 しみじみと、ありがたいなと思った次第です。


 また、「従業員の人達の協力」は、普通はそうだろうと思われるかも知れませんが、
 実際は違います。

 何より、会社自体が成り立たないために、多くの従業員を解雇しているからです。
 もちろん、「再雇用」を目指している事は話すものの、その保証は全くありません。
 そんな中で、泥まみれの機械や道具を洗浄に協力してくれました。

避難所から来てくれた人も何人かいます。

こんな素晴らしい仲間がいたからこそ、早期の復興が実現できたのです。




 昨日、朝日新聞に「会社再開、元社員が原動力」という記事が載っていました。
 
また、今朝のNHKのテレビでは気仙沼の水産加工会社が、ユーザーの励ましが、
工場再開に導いてくれたとの報道がありました。

みんな、一緒だなと思った次第です。




そんなお客様、そして従業員の人達に、「再建できて良かった!!!」と感じてもらえるよう、今まで以上に、素晴らしい会社を作り上げたいと、思いを新たにしました。