釜石の冬の風物詩「かまいしの第九」
2015年も釜石高校 第一体育館に
素敵なオーケストラの音色、そして合唱の歌声が響き渡りました。
昭和53年、旧釜石市民文化会館の落成記念式典からはじまり、今年で38回目。
県内外から集まった合唱愛好家や演奏家約200人が
ベートベーン「交響曲第9番」を披露しました。
集まったお客さんは約400人。
そして、第九の演奏の前に「オーケストラと歌おう」というコーナーがあります。
これは、釜石市内の5つの中学校が毎年持ち回りで合唱を披露しているコーナーです。
今年は、大平中学校の全校生徒124人が、オーケストラのみなさんと一緒に
校歌と、花は咲くを歌いました。
これで、震災後、全ての中学校が担当をし、一巡したというわけです。
東日本大震災が起きた2011年も開催されたこの演奏会。
市民文化会館が被災し、震災後は釜石高校体育館で行ってきましたが
ここでの開催は、来年が最後の予定です。
再来年は、現在、大町に建設中の「釜石市民ホール」で
こけら落とし公演を行う予定となっています。
毎年この第九を聞くと、年末だな~と感じるのですが
震災後、年を重ねるごとに音が柔らかくなっているのを感じます。
そして、第4楽章、ソロの方に続いて全員で合唱が体育館に鳴り響くと
鳥肌が立つんですよね。
大変な中、毎年続けていくのは苦労もあるそうですが、
素敵な音色を届けてくださっていることに、本当感謝です。
最後にお知らせです。
今年もエフエム岩手で特別番組が放送されます。
12月28日(日)20:00~20:55
「かまいしの第九2015」
演奏はもちろん、中学生のインタビューも含めて
佐野より子さんナビゲートでお届けします。
また、かまいしさいがいエフエムでは再放送をお送りします。
12月30日(水)12:00~12:55です。
お楽しみに(^O^)/
★SHIHO★