12月9日放送のエンディングナンバーはSEKAI NO OWARI(以下、セカオワ)「眠り姫」でした。


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ラジオネーム・マッサンさんからのリクエストでした。



以前の裏解説第134回SEKAI NO OWARI「RPG」でもセカオワ紹介していましたね。


「眠り姫」は2012年5月に発売されたシングル。MVには宮﨑あおいが出演している。同年8月に発売された1stフルアルバム「ENTERTAINMENT」にも収録=写真=。


シングル「INORI」までのセカオワは、ドロドロした内面を爽やかな歌声で歌うオルタナティブロックバンドというイメージだった、実は「眠り姫」の頃からロック界隈だけじゃなく、不特定多数に楽曲(とセカオワの世界観)を届けるという意識が芽生えたのではないか。



事実、その後のライブではアルバムタイトル通り、楽曲もステージもエンターテイメント要素が高まっている。バラエティ番組にも出演し、昨年はNHK紅白歌合戦にも出演。「Dragon Night」のパフォーマンスは大きな反響があった。今年は日産スタジアム14万人(2日間で)を集めるライブも行い、上空に列車バルーンを飛ばすなどピンク・フロイドのようなド派手なステージを披露した。そういえば、今年は映画「進撃の巨人」の主題歌「ANTI-HERO」「SOS」も手がけ、今年も紅白歌合戦に出場します。何の曲を歌うのか楽しみ。



エフエム岩手釜石支局 千葉東也



【コラム・今週の一枚 My Little Lover「re:evergreen」】


mylittlelover



デビュー20周年の記念イヤーに発売された2枚組全20曲収録のアルバム。11月25日発売。


1枚目のM1「winter songが聴こえる」は、大滝詠一リスペストのウオールサウンド。ドラムのイントロから始まった時点で、ここ数年なかったものすごいポップスアルバムなのでは?と思っていたら、M2「pastel」でもう確信。マイラバらしいメロディーとAKKOの凛としたヴォーカルにノックアウト。以下、ギターのリフが耳に残るM4「今日が雨降りでも」、ミスチル要素多め?のメッセージソングM7「舞台芝居」、マイラバとは何ぞや?に対するデビュー20年目の新たな解答ソングM10「re:evergreen」。この1枚でもポップスの極みを十分堪能した訳だが、2枚目は1995年に発売し、300万枚を突破した1stアルバム「evergreen」の再構築(再レコーディング)アルバム。大シングルの「白いカイト」「Hello, Again~昔からある場所~」「Man & Woman」を改めて聴いて、懐かしいという感情も沸き起こったが、それよりも20年前の時点ですでにマイラバサウンドが確立されていたことに驚き。まだ聴いていない?だめだめ、早く聴いて!