11月28日イオンタウン釜石2階のイベントスペースで

「世界遺産登録記念 作品表彰式・鉄の学習発表会

~ぼくたち・わたしたちの鉄のまち かまいし~」が行われました。


11月28日~12月3日

釜石市内の小学生が書いた絵日記270点が展示されていたのですが

この中から、23作品が入選。表彰式が行われました。

最優秀賞は、小佐野小学校6年小笠原瑞記くんの作品。

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優秀賞3作品
みんなそれぞれの橋野鉄鉱山を描いていましたよ♪

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そして、鉄の学習発表会は2校が発表しました。

栗林小学校は白い壁をスクリーンにして勉強をした鉄の歴史を投影。

江戸時代末期~明治時代、

官営八幡製鉄所が北九州市に作られるまでを発表。

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また、実際に学んだことを橋野鉄鉱山でお客さんに説明をする

ちびっこガイドの様子も発表していました。

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釜石小学校は、虎舞クラブ30名による虎舞の演舞。

虎の動きも、太鼓のばちさばきも、刀のさばき方も

大人顔負けでカッコよかったですよ!

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そして、釜石小学校6年生による演劇「釜石せいてつ物語」

脚本は釜石小学校の紺野校長が25年前、

中妻小学校で教師をしていた時に書いた作品。

校長先生のご自宅は被災した為、脚本は流失。

しかし、当時の教え子が持ってきた記念文集の中にこの脚本があり、

それをもとに、少し手を入れたものだそうです。

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内容は、大島高任が釜石を去ったあと、釜石にあった日本初の官営製鉄所が民間商人に払い下げられたシーンからスタート。釜石出身の高炉技師 高橋亦助と、のちに、釜石鉱山田中製鉄所の初代所長となる横山久太郎の話がメインでした。

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 高橋亦助が、職工などと協力をして、何度も失敗をした上で

49回目に高炉の中の鉄を取り出す、出銑に成功。

ステージ上が高炉。赤く光っている部分が鉄です。

子どもたちのお芝居を観ていて、とても苦労していたんだろうな。

周りの力があってこその成功だったんだろうな

と当時を想像することができ、感動しました。


この演劇のテーマは「鋼の心」

鋼は硬いだけじゃなく、粘り強く、しなやか。

だからどんな逆境にも乗り越えていってほしいと

校長先生は仰っていました。


そして、すごいのは子どもたちが、もっとたくさんの人に

この鉄の歴史を伝えていきたい!みんながそう思っていたことでした。

やっぱり、鉄の町、釜石なんですね。


★SHIHO★