11月25日放送のエンディングナンバーは嵐「心の空」でした。


ラジオネームKazusaさんからのリクエストでした。



嵐は、相葉雅紀、松本潤、二宮和也、大野智、櫻井翔の5人組。ジャニーズ事務所所属のアイドルグループ。1999年に結成、同年11月3日にシングル「A・RA・SHI」でデビュー。以後、コンスタントにシングルヒットを連発し、2009年から14年まで5年連続でNHK紅白歌合戦の司会を務めるなど、国民的アイドルグループとしての地位を確立している。



「心の空」の作詞作曲は布袋寅泰(ラップは櫻井翔)。10月21日に発売されたアルバム「Japonism」の2曲目に収録。太鼓や三味線などの和のリズムに布袋らしい躍動感溢れるギターが混ざり合う楽曲。間奏のギターと三味線のセッションもスリリング。歌詞も日本の素晴らしさを表現している。最後の歌詞が ♪舞い踊れ 嵐のように♪というのが粋でいいですな。



エフエム岩手釜石支局 千葉東也



【コラム・今週の一枚 きのこ帝国「猫とアレルギー」】


kinoko


2015年にメジャーデビューした男女4人組のロックバンド。11月11日に12曲入りのアルバム「猫とアレルギー」=写真=を発売。


筆者が最もインタビューしたいバンドです。以下箇条書きで基本情報など




  • ●バンドは2007年に大学の同級生で結成。Vo&Gt&作詞作曲担当の佐藤千亜紀は盛岡市出身。インディーズ時代のアーティスト名は佐藤だったが、メジャーデビューの際に改名


    ●バンド名の由来は、佐藤は“ゆらゆら帝国”が好きだったこと、Gtのあーちゃんの服装が毒々しい色で派手なニット帽を被っていて“きのこ”みたいだったことから、2つの言葉を合わせて“きのこ帝国”にしたそうだ


    ●サウンドは、シガー・ロスやナンバーガール、バンプ・オブ・チキンなどの影響を受けたオルタナティブロック。初期の歌詞は「夜が明けたら」「春と修羅」「国道スロープ」のような怒りや恨み辛みなどを込めた曲が多かった


    ●メジャーデビューシングル「桜が散る前に」は佐藤が10年前に岩手県から東京へ上京する際の記憶と物語を描いた楽曲。ミュージックビデオには10年前の佐藤と思われる女の子と、岩手山、中津川、開運橋、バスセンター(屋上)、盛岡市の某高校、岩山パークランド(および岩山の高台&夜景)、石割桜など佐藤が見ていたであろう盛岡の風景が映しだされている


    ●アルバム「猫とワンダーランド」。ジャケットに猫が写っている。ジャケット通り、きのこ帝国史上最もポップな作品。音楽雑誌のインタビューでも佐藤自身が話していたが、10年ぐらい好きだった人が結婚して子どもが生まれたこと、友人の結婚式で地元(盛岡)に帰る機会が増えたことなどが影響し歌詞にも大きな変化が生まれている。陰ではなく陽へ、内面から外側へ。M1「猫とアレルギー」はピアノから始まるストリングスも入ったバラード。M7「桜が咲く前に」はピアノのイントロから始まるアルバムバージョン。インディーズ時代は歌えなかったであろう感謝の気持ちが込められたM9「ありふれた言葉」。筆者がアルバムの中で一番好きな曲デス