5月13日の放送で


阿部志穂の一日警察署長と


春の全国交通安全運動と春の地域安全運動


(どちらも5月11日から20日まで)の内容を伝え、


安全運転を心がけてほしいと思い


選んだ曲が、


BY PHAR THE DOPEST「安全運転」。



そのまんまじゃん。 というツッコミは無しよ。



bypharthedopest


 


ラッパーとして活躍するKREVAとCUEZEROによるヒップホップユニット、BY PHAR THE DOPEST(バイ・ファー・ザ・ドーペスト)。飛び抜けてカッコイイ、という意味らしい。


共に1976年生まれ。小学校からの幼なじみで、1995年に結成。1997年にインディーズで「切り札のカード」、1998年にアルバム「BY PHER THE DOPEST」を発売。その後、活動を停止し、KREVAはKICK THE CAN CREWやソロで活躍。CUEZEROはニューヨークでの武者修行を経てソロで活動を再開(KICKやKREVAのソロにも客演で参加)。


 


2006年、生誕30周年を記念して活動再開。シングル「恥じゃない」、アルバム「だからどうした!」(すごいタイトルだな・・・)を発売。



「安全運転」は、「だからどうした!」=写真=の14曲目に収録。スピードを出し過ぎるなよ、車の中でグッドミュージックを聴きながら前後を確認して家に帰ろうぜ―というリリックを軽快なトラックに乗せてラップしています。ちなみに、サウンドプロデュースはMr.Drunk A.K.A.Mummy-D(RHYMESTER)が担当。



そうそう、アルバム「だからどうした!」は、2人の生まれた1976年に発売された曲をサンプリングしています。「安全運転」はZULEMAの「I LOVE YOU BABY」を使っているほか、「YEAAAH!」では大ネタ!WILD CHERRY「PLAY THAT FUNKY MUSIC」、「音愕業改」「天国と地獄」では日本のプログレバンド・四人囃子の「泳ぐなネッシー」を使っています。



2人は来年で共に40歳になるんですな。生誕40周年を記念して、10年ぶりの3rdアルバムにも期待したいところです。



エフエム岩手釜石支局 千葉東也




【おまけ R・I・P DEV LARGE】


buddhabrand


 


ヒップホップグループ・BUDDHA BRAND(ブッダブランド)のリーダー兼MC&サウンドトラック&プロデュースを担当したDEV LARGE(デヴラージ)が5月4日に逝去。享年45歳。


BUDDHA BRANDは90年代から2000年前半にかけてヒップホップシーンで活躍。90年代前半はニューヨークで活動し、本場のヒップホップの感覚を取り込み、96年にメジャーでビュー。いい意味で“超ヤバイ”リリックとトラックで、日本語におけるヒップホップのレベルを格段に上げた。


彼らの代表曲「人間発電所」は、加藤ミリヤのデビューシングル「夜空」でサンプリングされており、聞き覚えのある方も多いはず。


BUDDHA BRANDの活動休止後は、D.L.名義でソロ・アルバムを発表したほか、BirdやZEEBRA、m-floらの楽曲に客演参加。


正直、大滝詠一ばりになかなか作品を発表しないのでやきもきしていたこともあるが、これまで発表された作品を改めて聴くと・・・超ドープ!


BUDDHAの2000年発売の2枚組アルバム「病める無限のブッダの世界~BEST OF BEST(金字塔)~」=写真=は今聴いても色褪せない。


・・・それにしても早すぎるよ。合掌。