釜石市民にとって念願の道の駅が4月21日、オープンしました。


 


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名称は「道の駅 釜石仙人峠」です。



愛称は、アユ躍る清流と甲子柿の里。



住所は、釜石市甲子町第7地割155番4


甲子町関沢地区の国道283号と仙人峠道路交差点沿いにあります。



オープンまでの経緯を、釜石市農林課の高橋一見(たかはし・かずみ)課長にお聞きしました。


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「10年前から、釜石市に地元の農家の方々から産直施設がほしいという希望が出されていた。その後話し合いを続け、2007年に仙人峠道路が開通したことも受け、2010年に現在の場所を候補地として具体的な検討を進めた。翌年(2011年)に東日本大震災が発生。復興の妨げにならないかという議論もあったが、これから復興していく中で道路を使う人も増える、農産物の販売チャンネルを進めることが必要だという考えでまとまり、同年の9月から改めて具体的に話を進めていった」



21日には開業式典が行われ、釜石市の関係者や地域住民ら約100人が出席。


初夏のような青空の下、オープンを祝いました。


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式典では、野田武則市長のあいさつに続き、三陸国道事務所の永井浩泰所長から野田市長に道の駅登録証が渡された。国土交通省によると、道の駅は全国に1059駅あり、同駅は岩手県内では31番目の駅です。来賓らによるテープカットのほか、洞関町内会提供による紅白餅まきも行われました。


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同駅の敷地面積は約5600平方メートル。


建物は、平屋建ての多目的棟とトイレ棟。


多目的棟には、釜石市の特産品や水産加工品、その日に収穫された野菜など300種類以上の商品が並んでいます。


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そして、道の駅と言えば、食べ物。各駅の個性が出るソフトクリームですよ。



提供するのは、多目的棟の奥にある釜石仙人峠茶屋


(営業時間は午前11時から、ラストオーダーは午後2時30分)。



釜石といえば、藤勇の醤油。その醤油を使った藤勇醤油ソフトクリーム(350円)があります。醤油とソフトクリーム? マッチするのか疑心暗鬼でしたが、これが合うんだな。見た目はあまりわかりませんが、実際に食べてみると、口の中にほんのり醤油の香りが広がる(キャラメル味に近いかな)。でも、ソフトクリームの甘さと合うのよ。



このほか、牛乳をたっぷり使ったプレミアム仙人ソフトクリーム(400円 ※5月10日まで350円)、藤勇醤油とプレミアムがミックスされたミックス醤油ソフトクリーム(350円)=写真=も販売。


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さらに、釜石ラーメン(500円)も販売しています。魚介ダシがきいた同駅オリジナルの釜石ラーメンですよ。


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さらにさらに!甲子柿のデザート・厳選完熟3無甲子柿(仮称・400円)も通年販売しています。へた無し、種無し、皮無しの3無しの冷たいデザートは1日5食限定販売です。



トイレは24時間利用可能。身障者用のトイレはオストメイトの方も利用できるほか、赤ちゃんのオシメ交換もできます。



営業時間は午前9時から午後6時。毎日営業しますが、年末年始(12月31日と1月1日)は休み。


問い合わせは電話0193・27・8530



遠野などの内陸部から釜石に入る西の玄関口としての利用に期待されます。釜石にお越しの際、そして釜石から内陸に行く際にぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。


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Text&Photo by チバ☆&アベ