4月15日の放送で


唐丹町の釜石さくらまつりのイメージに合わせて選んだ「いろはにほへと」、


エンディングらしい春っぽい曲として選んだ「春」。


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椎名林檎とFLOWER FLOWER(Vo&Gtのyui)。


選曲して思ったのが、2組はリンクというか、交差している部分が多いなと。



椎名林檎は98年にソロデビュー。2004年に亀田誠治らとバンド・東京事変を結成。2012年に解散して、2013年にソロ活動再開。



YUIは2005年に17歳でメジャーデビュー。「Good-bye days」「CHE.R.RY」などのシングル曲がヒット。2012年にソロ活動休止。2013年にロックバンド・FLOWER FLOWERを結成。


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と、いうように、どちらもソロでデビュー後にバンドを結成している。


という共通項があります。(このパターンは、中村一義の百式、斉藤和義のMANISH BOYS、奥田民生と真心ブラザーズの地球三兄弟なども当てはまります)。


 


なぜか。


これは私の推測ですが、長年ソロ活動を続けるには限界があるからではないかと。


自分で全ての楽曲を制作し、プロデュースすると(悪い意味で)マンネリになってしまう恐れがある。そして責任が1人なので、プレッシャーが半端ない。


なので、新しい風を取り入れようと、新たなミュージシャンを使ったり、プロデューサーを入れたり、外部の作詞家を入れたりするが、それでうまくいく人もいれば、失敗する人もいる。新たなミュージシャンと意気投合してそのままバンドを結成しちゃおう、という人もいるし、ソロのキャリアを捨てて一から活動をしようとする人もいる。



一つ確実に言えるのは、以前よりフラットに活動するミュージシャンが増えたということだ。


 


だから椎名林檎がまた新たなバンドを作っても、yuiがソロ活動を再開しても私たちは一喜一憂する必要はない。なぜなら、彼女らはどんな形態でも素晴らしい楽曲を発表するからだ。



ちなみに、椎名林檎「いろはにほへと」は、2013年に発売のシングル。ドラマ「鴨、京都へ行く。~老舗旅館の女将日記~」に起用。2014年発売の5枚目のオリジナルアルバム「日出処」に収録。



FLOWER FLOWER「春」は、橋本愛主演、岩手県奥州市で撮影された映画「リトル・フォレスト」の主題歌に起用。2015年の発売のコンセプトアルバム「色(しき)」に収録されています。




エフエム岩手釜石支局 千葉東也




【おまけ・今週のオススメアルバム】


Awesome City Club「Awesome City Tracks」4月8日発売


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「架空の街Awesome Cityのサウンドトラック」をテーマに男女5人で結成されたバンド。オーサム・シティー・クラブ。


以前紹介したSugar’s Campaignにも通じる80年代のシティーポップスをベースに曲によって男女ヴォーカルを使い分け、2010年代の新しいポップスを描き出す。アルバム1曲目の「Children」、2曲目の「4月のマーチ」で確実に音楽の気持ちいいツボを抑えられ、気がつけば7曲目の「涙の上海ナイト」まであっという間に聴きこんでいるはず。