【今週の裏解説とは・・・】


釜石支局の音楽好きチバ☆が「釜石やっぺしFM」で流した曲の基本情報、解説を書きまくる(自称)治外法権コラム。FMの番組だから音楽のことを書いてもいいよね? 釜石の情報もちゃんと伝えているから、音楽のブログも書いていいよね?と思いながら密かに4年近く続けているのはここだけの話。



4月1日放送のエンディングで流した「白朝夢」(はくちょうむ)。


ラジオネーム・まちゃこさん、リクエストありがとうございます。



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WEAVER(ウィーバー)は、ピアノ&ヴォーカルの杉本雄治、ベースの奥野翔太、ドラムの河邊徹の3人組バンド。海外だとベン・フォールズ・ファイブなどいますが、日本では珍しいギターレスバンド(あ、風味堂、クラムボンもいますな)。


2004年に兵庫県でバンドを結成し、2007年に現在の編成に。2009年にダウンロードシングル「白朝夢」でメジャーデビュー。メロディーが柔らかく感じるのは、ピアノがメーンの楽器だから。もちろん、ベースもドラムもしっかりとリズムを支えています。歌詞は、一緒に住んでいた彼女と別れてこれまでの出来事を思い返している男性の悲しみが描いており、ちょっと切ない。


まだ聞いたことがない人は、昨年発売されたベスト盤「ID」=写真=がオススメ。同曲も収録されています。


4月8日(水)には盛岡市の盛岡Club Change WAVEでライブが行われます。




エフエム岩手釜石支局 千葉東也




【おまけ・今週の「まだ聞いていないなら早く聞いたほうがいいよ」アルバム】


Noel Gallagher's High Flying Birds「Chasing Yesterday」(日本盤2月25日発売)


noel



イギリスのロックバンド・オアシスのメーンソングライター、ノエル・ギャラガー。弟でヴォーカリストのリアム・ギャラガーとは幾度となく兄弟ゲンカを繰り広げ、2009年にノエルが脱退し、事実上オアシスは解散。2011年からソロプロジェクト、ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズを開始。今年2月に2ndアルバム「チェイシング・イエスタデイ」を発表。1曲目の「Riverman」はSTEELY DAN、2曲目の「In The Heat Of The Moment」はFOSTER THE PEOPLEの影響を受けた(と思われる)ロックサウンドに仕上がっており、この2曲だけで思わずガッツポーズ。THE BEATLES、R.E.M、NEW ORDER、PAUL WELLERなどアメリカやイギリスのロックレジェンドのテイストを自分なりに吸収して、メロディーメーカーとしての才能を爆発させている。オリジナル盤は全10曲収録。曲間にノエルの声や楽器の音などがSE的に入っており、セッションの様子を見守っているような仕上がり。最後の「Ballad Of The Mighty I」の疾走感溢れるベースに重厚なギター、歌とコーラスが重なる部分にゾクッとくる今年の洋楽アルバム第1位(暫定)。初回盤には5曲入りのボーナスCD付き。必聴!