3月7日に岩手県釜石市のシープラザ遊で開催されたMOBSTYLES 15th Anniversary TOUR "FIGHT&MOSH"~えっ!GRAACAも15周年だったんだ!こりゃ奇遇だね!!!15周年祭~。
ライブリポートも掲載しましたが、ライブの前日や合間にスタッフや出演バンドへのインタビューも行っていました。
まずは、ライブ前に10-FEETの3人へ。
●今回のライブについて
「ずっと前から釜石でライブができないか?という話をもらっていたので、絶好のタイミングで行うことができた」(TAKUMA)
●被災地を実際に見て感じたことは
「震災後の1カ月後に大船渡に入ったが、見たことのない光景が広がっていた。正直、言葉にならなかった」(NAOKI)
●震災後のミュージシャンとしてのあり方は
「この場(ライブ)に来てもらっている人に楽しんでもらうため、一生懸命僕らはライブをやることを意識した」(KOUCHI)
●ラジオリスナーへのメッセージ
「みんなで、忘れられへんぐらい騒いで、ものすごく楽しんで帰りたい。形が変わったとしてもまた釜石でこういうイベントがまた開けたらいいなと思う」(TAKUMA)
続いて、ライブを終えたばかりのBRAHMAN・TOSHI-LOWさん
●釜石での初ライブを終えて
「実は弾き語りでシープラザ釜石のおみやげ屋の前でシーンとした中でやったことがあるが(笑)、バンドとしては(釜石に)ライブハウスもないので、こういう機会でやれたことが嬉しい」
●ライブ前日、グラアカの子供たちと一緒に練習した
「何か好きなことがあるってことは、人生にとっても有利になる。迷ったことがあっても、好きなことをやるのは苦労ではない。努力や強くなるためにやる練習は辛いことじゃない。皆生き生きとしていて、強い子たちになるんだろうなと思った」
●震災後もグラアカにさまざまな支援をしていた
「目に見えることばっかりでとらわれることはあるけど、見えてないところでおんなじ空のどっかで、釜石のやつがんばれよって言って鍛えるやつもいるし、そこを信じてほしい。人生は孤独だけど、一人ではない。俺達は全国ツアーをいろんなとこでやっているけど、このジャージ(復興コラボジャージ)で歌って、その時はやっぱりこの辺(釜石)の事を思ってる訳だから、それを信じてもらったら間違いを起こすことはないよね」
そして、全てのライブが終わった後にテレフォンズにもインタビューを敢行
●念願だった釜石でのライブを終えて
「こういう環境で多くの人に集まったことがすごい感動的、いい一日になった」(松本誠治)
●10-FEETやBRAHMANとの対バンについて
「対バンじゃなくても来ているお客さんと同じように、僕らも先輩方の言葉をしっかり受け止める。僕らは活動休止するが、釜石での初ライブができて良かった」(長島涼平)
●被災地でのライブについて
「エネルギーをすごい感じた。いつものライブと違って、僕らが元気をもらった。今年の初ライブが釜石でよかった」(石毛輝)
●親戚がいる前でのライブは
「あまり緊張はしなかったが不思議な感じだった。昔からシープラザ遊は知っていたが、単純に嬉しかった」(岡本伸明)
●BRAHMANのTOSHI-LOWさんからステージから「活動再開したら釜石でライブをやれ」と言われたが
「(TOSHI-LOWさんに)さっき話したら(復活ライブ)付き合うよと言ってくれた。やさしいね、やっぱりやさしいよ~(笑)」(全員)
ライブ前日、MOBSTYLES田原104洋さん
●10-FEETとBRAHMANとの繋がりについて
「以前僕がやっていた番組に当時京都在住の10-FEETがテープを持って遊びに来て、番組でかけて、すごくかっこ良かったので東京に出てこいよという話しをして、MOBSTYLESの洋服を初めて着てくれたミュージシャンが10-FEETだった」
「BRAHMANは以前から知っていてライブもよく見ていた。震災時、奥さんと娘が北茨城で被災し避難所にいた。東京にいて連絡が取れなかった時に、TOSHI-LOWが車を出してくれて迎えにいった」
●釜石でのライブについて
「完売しなくてもいいし、何なら赤字でもいいかなと思っていたが、1000人近く集まり感激。(また釜石に来てください、という問いかけに対し)ぜひ!」
ライブ終了後、グラアカ釜石の平野さん
●ライブを終えての率直な感想
「ありがとう、というか感謝の気持ちだけ」
●ライブが成功したのは皆さんのおかげでは
「本当にお客さんとアーティストの皆さんのおかげ。ちっちゃい力でも集まればこんなにデカくなるんだなってことを再認識させられた。釜石でこの会場がいっぱいになるくらい1000人以上の人が集まってくれて・・・人間って力あるじゃん。みたいな」
ライブ後に肩を組む田原さん(左)と平野さん(右)
Interview&Text by 千葉、阿部 Photo by 千葉