【今週の裏解説とは・・・】


釜石支局の音楽好きチバ☆(主に邦楽担当)が「釜石やっぺしFM」で流した曲の基本情報、解説を書きまくる治外法権コラム。11月に再開してから何だかんだで毎週更新しています。ちなみに、90年代にムーブメントを起こした“渋谷系”で好きだったのはオリジナル・ラブとコーネリアス。



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今回は1992年に発売されたシングル、高野寛&田島貴男「Winter’s Tale ~冬物語~」です。



高野寛は1988年にメジャーデビューしたシンガーソングライター。90年にシングル「虹の都へ」が大ヒット。ギタリストとして坂本龍一や高橋幸宏、宮沢和史、原田知世らの作品やツアーにも参加している。


田島貴男はピチカート・ファイブの2代目ヴォーカルを経て、1991年にオリジナル・ラブとしてメジャーデビュー。「接吻」「朝日のあたる道」「プライマル」などのシングルがヒット。現在は田島のソロユニットとして活躍中。



ポップス側の高野と、当時はジャズとR&B寄りの田島がコラボして作った渋谷系ムーブメントの中心にいた2人が作り上げた「Winter’s Tale ~冬物語~」。結果的にどメジャーなポップスになった。ギターのカッティングとホーンの混ざり具合も心地よく、ヴォーカルを高野と田島が交互に歌いあい、サビでハモるという王道のコラボソング。



作詞は高野、作曲は田島。ヴォーカル&ギター&キーボードとアレンジは2人が担当。


プログラミング木本ヤスオ、ドラム青山純、ベース荻原基文、


ピアノ等中西康晴、シンセ鶴来正基、テナーサックスJAKE H.CONCEPCION、


トランペット数原晋、トロンボーン平内ヤスオ、コーラス松下里美。



発売から22年経っても色褪せないキラキラ感。そして曲の強さ。


今年の冬もラジオ番組やスキー場などで流れるんだろうな。



当時は8センチCDで発売されたが、既に廃盤になっているので、高野またはオリジナル・ラブのベスト盤を購入して聞いてみて下さい。


写真は97年発売、高野寛のベスト盤「EXTRA EDITION」。




エフエム岩手釜石支局 千葉東也




【おまけ・今週の気になるアルバム】


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「宇多田ヒカルのうた -13組の音楽家による13の解釈について-」12月9日発売


宇多田ヒカルの1998年のデビューシングル「Automatic/time will tell」の発売日と同じ日に発売されたカバーアルバム。


井上陽水「SAKURドロップス」、岡村靖幸「Automatic」、浜崎あゆみ「Movin’ on without you」、吉井和哉「Be My Last」、加藤ミリヤ「For You」など13組が参加。必聴!