229日の放送はいかがだったでしょうか?4年に一度の閏年、閏日。

閏日のやっぺしFMの次回の放送は28年後の2040年です(笑)。

3月は「オールリクエスト特集」でお送りします。皆様のリクエストお待ちしております。


 


今回の裏解説は、中島みゆきの「春なのに」です。

1983年に柏原芳恵が歌ってヒットした卒業ソングの定番曲のセルフカバーです。89年のアルバム「回帰熱」にも収録されています。第25回日本レコード大賞の作曲賞も受賞しております。


中島みゆきは、1975年にデビューした日本を代表する女性シンガーソングライターなので詳細は省略。「時代」「世情」「わかれうた」「空と君とのあいだに」「地上の星」などヒット曲も多数。


で、今回触れたいのは、ミュージシャンがアイドル歌手に曲を提供するという構図です。


昔のアイドル界は、職業作詞家や作曲家が曲を提供していましたが(今も一部のアイドルグループはそうかも)、いつからかアイドル界とは反対のロック界のミュージシャンが曲を提供するようになっていましたね。

80年代は松田聖子に元はっぴいえんどのメンバーが、90年代~2000年代はスマップにスガシカオ、斉藤和義、キリンジ、サカナクション、相対性理論など、TOKIOは中島みゆきや横山剣(クレイジーケンバンド)らが提供していますね。

ビジネスも関係しているかもしれませんが、ミュージシャンがこのアイドル(グループ)になら曲を提供したいと思わせるカリスマ性が80年代後半から90年代前半のアイドル冬の時代にはいなかったのかもしれません。


そういう意味で言えば、2010年代のネオアイドルブームの昨今、現在活躍中のミュージシャンが意外なコラボレーションで曲を提供する機会が増えるかもしれないですね。

最近の曲で言えば、山下智久の「愛、テキサス」は相対性理論のやくしまるえつこ(ペンネームで)が作詞、永井聖一が作曲を手掛けています。

アイドルはもちろん、作詞者作曲者に注目すると曲調とか歌詞の特徴も判別できるので、面白いですよ。


個人的には、昨年発売された女優でもある栗山千明のファーストアルバム「CIRCUS」もプッシュしたい。椎名林檎(東京事変)、浅井健一、布袋寅泰、DOES、ヒダカトオルなど、ロック界の猛者が曲を提供するという豪華なコラボ。栗山千明も曲に合わせて演技するように歌いこなすスキルの高さ。これも注目ですぞ。



T‐チバ☆