東日本大震災の被災地再生に向け、被災地に寄り添い前例にとらわれず復興事業を実施するための内閣組織「復興庁」が210日に発足。

岩手県では盛岡市に岩手復興局が設置されたほか、宮古市に宮古支所、釜石市に釜石支所が設置されました。

釜石支所での看板かけが行われるということで、同日夕方、釜石市新町の沿岸広域振興局(釜石地区合同庁舎)に行ってきました。


釜石支所は同局4階の第4会議室に開設。看板掛け式も行われ、大崎博美(おおさき・ひろみ)支所長や中村一郎振興局長、野田武則釜石市長も出席。幅約20センチ×長さ約70センチの看板を設置した。


 

釜石支所の看板を掲げる大崎支所長(中央)と野田市長(左)ら



釜石支所の管轄は大槌町から陸前高田市までの沿岸部。同支所では常勤を含む7~8人が、復興に関する国の施策の企画や調整のほか、復興特別区域の認定、復興交付金と復興調整費の配分などの業務に当たる。


大崎支所長は「復興が第一の目標。復興交付金の配布など今まで以上により近い体制で取り組み、(市外などに)避難している人が早く地元に戻れるようにしたい」と抱負を述べた。

野田市長は「釜石市は(復興庁を)歓迎する。被災地の声が直接届くことで、復興がいち早く進むことを期待する」と述べた。


 

復興庁岩手復興局釜石支所の室内


復興庁の設置期限は、2021(平成32)年度までの10年間。同支所の設置で、復興への道のりがスムーズに進むことを期待したい。



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