今回は極私的な思いも込めた長文ブログです。

要約すると「新来軒のホルモンが復活してあー良かった。あーおいしかった」という内容です。時間のある人はじっくり読んで下さい。


今回は、復活したらこのブログでぜひ紹介したいと思っていた釜石のソウルフード・新来軒のホルモンです。

釜石市民にはおなじみの辛~~いホルモンです。1月下旬にやっと、やーーっと食べることができました。

唐辛子やニンニクなどの香辛料がたっぷり入り、じっくり煮込んだホルモンはやわらかくトロトロ。ホルモンのエキスが出たスープも辛いけど癖になる味。

私はホルモンを先に食べて、残ったスープをごはんにかけて食べます。ビールに合うんだなこの味(未成年はサイダーなどの炭酸飲料で食べてみて!)。

他にも野菜と一緒に煮込んで食べるも良し、豆腐にかけて食べるも良し、ラーメンにかけて食べるのも良し。


新華園は元々、釜石市松原町の国道283号沿いで営業していた中華料理店。

近くにパチンコ店もあり、常連客が立ち寄って食べるほか、持ち帰りや配達でホルモンを注文する人も多数いました。

私も月に一度は注文→配達してもらっていました。

しかし、昨年311日の大震災で店舗兼住宅も被災。ライフラインが徐々に復活していく中、私がいろいろ思ったことの一つが「新来軒のホルモンが食べたい・・・」。しかし、復活の話は聞こえてこない。


ところが1月中旬に掲載された岩手日報に「新来軒」の記事が!場所は・・・矢巾町?

記事をよく読むと、流通センター沿いで営業を再開したとのこと。1月某日、店に行く前に問い合わせたところ、「すでに売り切れです・・・」との無情な言葉が。

店主さんに詳しく話を聞いたところ、毎週水、木曜日は定休日でそれ以外の日は営業している。木曜日は釜石市のお客さんのために配達している―とのこと。料金は600g入りで1000円。

ならば、次回釜石に来る時に(家族や知人のために)○万円分お願いしますと注文。

それから数日が過ぎ、2月上旬、店主の岡本さんが支局付近まで配達してくれました。

ビニール袋に入れて冷凍され、新聞紙に包まれているにも関わらず漂ってくる香辛料がたっぷり入ったホルモンのあの匂い。

自宅に帰って早速食べました。





解凍前のホルモン。油が凍って固まっています




じっくり解凍して、温めてから器へ移すと、ホルモンのかぐわしき匂いが部屋中に広がる。




解凍後のホルモン。トロトロ~で美味



日報の記事では、震災前に使っていた味噌(藤勇の味噌ですね)が使えなくなり、味を再現するのに苦労したと書かれていました。

しかし、目の前にあるホルモンは震災前と同じく、辛くて癖になるあの味でした。もちろん、ホルモンもトロトロ。スープはごはんにかけて食べつくしました。ビールとともに。


♪あーよかったな/ホルモンが食べれて/あーよかったな/ホルモンがおいしくて

(花*花の「あーよかったな」のメロディに合わせて歌って下さい)



食べる時の注意点として、早く食べないと油が固まってしまうことがあるので、その際は電子レンジで温めること。

あとは、食べ過ぎると次の日に影響がある。口臭とか・・・。翌日の牛乳やブレスケアは必須。



T-チバ☆