2月1日の放送はいかがだったでしょうか?
中継は、釜石市新町のハローワーク釜石からリポーター初体験の大坂美和と、AD→APのT-チバ☆が担当しました。
ハローワーク釜石の加藤睦夫所長に釜石地域の雇用失業情勢などをお聞きしました。
年明けの報道でも伝えられていましたが、雇用保険の期限が切れ始めている人が増えているという事で、改めて釜石管内の就職状況はどうなっているのか調べて伝えたいと思い、中継先に選びました。
まず、昨年12月末現在の釜石管内(釜石市・大槌町)の雇用失業情勢は次の通り。
新規求職者=293人(震災直後の4月は1934人、昨年同期は214人)
月間有効求職者=1973人(同3067人、1083人)
月間有効求人数=1102人(同611人、522人)
月間有効求人倍率(月間有効求人数を月間有効求職者で割った比率)=0・56%(同0・20%、0・48%)
雇用保険受給者=1241人(同1448人、316人)
震災後は会社の被災による解雇等で求職者がかなり増えましたが、現在は減ってきています。
ただし、昨年同期に比べると大幅に増えています。特に雇用保険の受給者は昨年同期より900人以上も増えています。
このほか、求人の年齢別でみると45歳以上が約5割を占めています。
職業別では、復興事業の影響で建設・土木関係や保安関係の求人は増えていますが、サービス業や事務関係は減っています。水産加工関係の工場も被災したため、解雇されたまま再就職できない人も多いようです。
やはり、資格を持っている人は就職に有利かも。
この機会に釜石市で働くために必要な資格を取得するのもいいかもしれないですね。
とはいえ、現在の求人一覧を見てみると、長期雇用の正社員募集は全体の2割程度。
そのほかの8割は契約社員またはパートなど。正直、厳しいです。
加藤所長は「企業には1人でも多く採用してほしい。求職者には自分がどんな職業に就きたいのかを明確にして、就職活動に取り組んでほしい」とおっしゃっていました。
ハローワーク釜石の加藤睦夫所長(左)
大坂&T-チバ☆