21日(水)に発行された復興釜石新聞第64号。



1面は、釜石市と共同で震災関連の記録化に取り組む「311アーカイブス釜石事務局」が作成した防災マップが審査員特別賞(優秀賞)を受賞した記事を掲載。

同コンテストは「自然災害との共存」を目指し、インターネットを使ったマップ作成システムを利用して地域の防災資源や危険個所、災害時の対応や日頃の防災活動計画などの対策を描く。

全国から35点の応募があり、最優秀賞(1点)に次ぐ優秀賞(5点)の中から審査員特別賞には釜石事務所のマップだけが選ばれた。

同事務局は昨年11月、東部地区で営業を再開した7店舗から震災当日の行動や避難経路などを聞き取り、インターネット上の地図に示された各店舗をクリックすると証言内容が再現されるようにした。

避難経路や営業を再開するまでの苦労、市の指定避難場所、津波の冠水エリアなども色分けして紹介している。







2面は、沿岸運転免許センターが1月30日に通常業務を再開した記事を掲載。

釜石市八雲町の旧釜石二中跡の仮設庁舎に移転。上中島町のサンパルク内の仮事務所では更新、再交付、記載事項の変更だけを受け付けていたが、移転後は学科試験など従来の取り扱い業務も行い、免許証は即日交付された。

同センター長の阿部勝彦・釜石警察署交通課長は「釜石以外の人には場所が分かりづらく、案内板を設置したい。駐車場の狭さは復興途上の課題の一つと理解し、公共交通機関などを利用してもらいたい」「安全な運転にかかわる持病や心身の不具合はもらさず、正確に申告してほしい」と呼びかけている。



3面は釜石市からのお知らせ。

4面は、釜石市桜木町の仮設団地サポートセンターで129日に行われた新年会の記事。同団地には110戸、約280人が暮らしており、新年会には厳寒期に閉じこもりがちになる住民を集め、楽しく交流する場を設けようと同センターが企画。

マグロの解体ショーも行われ、回転ずし・清次郎のすし職人6人が出張。

38キロの本マグロを持ち込み、解体を実演した。

豪快かつ繊細な包丁さばきで赤身、大トロ、中トロ、カマなどを示しながら切り分けた。



T-チバ☆