128日(土)に発行された復興釜石新聞第63号。



1面は、128日に仮再開した釜石市鈴子町の釜石市郷土資料館の記事を掲載。

同館は震災直後から支援物資の集積場の一つとなり、研修室などを釜石市社会福祉協議会が利用している。

物資の支援活動が落ち着いた昨年夏から徐々に展示スペースが空き、再開に向けた準備を進めた。

仮開館では「自然」「考古」「史跡」「民俗」の各コーナー。

4月からは「戦災」「津波」の資料も公開する予定。同館は1984年、旧市営青葉ビルに「郷土資料館」として開かれた。99年に市郷土資料館と改称、055月に現在地へ移転、開館した。

開館日時は毎週水曜日から日曜日まで(休館日は月、火曜日)。午前9時から午後4時半まで。入館は無料。




2面は、長唄の杵家会釜石支所が活動を再開した記事を掲載。

釜石支所は戦前の1938年に発足。81年に杵家弥多穂さん(本名・鈴木絹子さん=66)が代表を引き継いだ。

震災直前は14人の会員がいたが、津波で3人が犠牲となり、弥多穂さんら8人は自宅を失った。

弥多穂さんは愛用の三味線、手になじんだばち、楽譜などすべてを流され、「頭が真っ白になるとは、あの時の状態」と振り返る。

杵家会本部などから義援金や道具の支援が相次ぎ、三味線を修復する会員も出てきた。

仮設住宅など住まいに落ち着き、三味線を手に取ると、会員は仲間と一緒の長唄の稽古を期待するようになった。

昨年10月、2階部分が津波を免れたアパートの一室を借り、稽古を再開した。一般の会員とともに、子ども教室もスタートした。

来年度は支援事業の適用を受け、一般と子どもが一緒の三味線教室を開く。




3面は、釜石市野田町の甲東幼稚園が125日にもちつき大会を行った記事を掲載。

3歳児から年長組の園児ら約180人のほか、助っ人として釜石シーウェイブスRFCの須田康夫、佐々木天晃、斉藤芳選手も参加し、もち米10キロを使った餅つきにも気合が入った。

つきたての餅は雑煮にして味わった。





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