118日(水)に発行された復興釜石新聞第60号。





1面は、文化遺産を生かした釜石再生事業実行委員会の初会合、天童(よしみ)事務所が釜石

市に200万円寄付、仮設校舎に移った唐丹小学校の3学期スタートなどの記事を掲載。



注目は、釜石トライアスロン協会が釜石市鵜住居町の根浜海岸の環境整備支援を求めた記事。

同協会の小林格也会長らは113日、釜石市役所を訪問。野田武則市長へ釜石はまゆりトライアスロン国際大会復活や2016年の岩手国体トライアスロン競技の釜石開催の足がかりにしようと、今年8月に同海岸で遠泳大会を計画していることも明らかにした。

小林会長は、同協会の震災後の取り組み経過を報告した上で「津波で被災した根浜地区の復興を早めるためにも国体を開きたい。地元住民の同意も得ている」「被災地でもイベントができることを示すため、8月に遠泳大会を開きたい」と話し、周辺道路の整備や海中がれきの撤去など環境整備面の支援を要望した。

野田市長は「根浜を含む鵜住居地区は観光やスポーツ振興の拠点になる可能性がある。みなさんの熱意に応え、必要な工事は早くできるように環境を整えたい」などと応じた。






2面は、釜石市平田の第6仮設団地に、ボクシングWBAバンダム級王者の亀田興毅選手が115日に訪れ、市民と交流した記事を掲載。

釜石を中心に復興支援活動を展開しているNGO日本リザルツの招きで実現。

この日は市内から約200人が集まり、会場のサポートセンター内の熱気は最高潮。

子どもたちは代わる代わるグローブをはめ、亀田選手のミット目がけて精いっぱいのパンチを繰り出した。

亀田選手は「もっともっと!」などと声をかけながら子どもたちを鼓舞。試合では見られない穏和な笑顔で、子どもの頭をなでたり記念撮影に応じたりした。










3面は、JR釜石駅が111日から受験生を応援する合格祈願の「すべらせない砂」を無料配布している記事を掲載。

砂は列車が急勾配の上り坂で車輪が空転しないようレール上にまき、滑り止めとして利用しているもの。

釜石市の八雲神社で入試合格を祈とうした砂を小さなポリ袋に入れ、500個を用意した。

釜石駅の改札前に社員が手作りした小さな神社を設置。

3月中旬まで提供し、受験生にお守り代わりにしてもらう。







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