12月28日(水)に発行された復興釜石新聞第56号。
 全6ページ。
 1、6面はカラー。
 今年最後の紙面紹介です。
 
復興釜石新聞第56号
1面は、釜石市議会の12月定例会最終日の22日、市が策定する復興まちづくり基本計画案を全会一致で可決、承認した記事を掲載
計画案では住民の避難を大前提に掲げ、津波で破壊された防潮堤などの復旧に加え、道路や鉄道などによる二重、三重の津波防御機能を整備し生命優先のまちづくりを目指す。
被災地区ごとに示した土地利用方針をもとに来年1月中にも土地利用計画をまとめ、具体的な復興まちづくりに掛かる。
 
復興釜石新聞第56号
2面は、釜石復興の風プロジェクトが12月22日、釜石市鈴子町の仮設飲食店街に入居する「呑ん兵衛横丁」(釜石軽飲食店組合)に信楽焼の皿など2百数十点を贈った。
信楽焼の皿などは、釜石駅前に「復興の鐘」を建立した同プロジェクトが資金づくりのため販売したうちわが縁で、滋賀県甲賀市の信楽陶器工業協同組合から届けられた。
震災前、釜石名物の呑ん兵衛横丁は大町で25店舗が軒を連ね営業していたが、津波で建物は全壊、店主1人が亡くなった。
同組合の菊池悠子組合長は……、
 
「応援してくれる人たちがいるからこそ立ち上がることができた。この皿のためにも震災前のようにがんばらなければ」
 
……と決意を新たにした。
 
復興釜石新聞第56号
3面は、釜石市内最大規模の約250戸の仮設住宅が周辺にある、同市平田の平田公園の第6仮設団地内に12月23日、市内で6番目の仮設商店街「平田パーク商店街」が完成した記事を掲載
津波で被災した12の商店のほか、スーパーマーケットや事業所なども入居する本格的な商店街
仮設住宅や周辺地域住民の生活の利便性を格段に高める施設の完成を祝った
入居した店舗、事業所は次の通り。
 
  • 【A棟】
    • あべ美容室、アプラ、伊藤商店、アイン薬局、小田島、美容室ハピネス、ファッションハウス若竹、ヘアースタジオK、コンノ電気、新興漁業、釜石たばこ販売協同組合、ニッコクトラスト
  • 【B棟】
    • 1階=みずかみ、2階=三陸どんどん、東部商事、釜石青年会議所、太平ビルサービス、ヤマキイチ、海拓舎、押切商店、堤塗装工業、三熱機工
 
復興釜石新聞第56号
4面は初売りの広告。
 
5面は釜石市からの復興便りと釜石市からのお知らせ。
 
6面は、釜石市大町の青葉通りで12月23日から25日までの3日間、同市が導入を目指すスマートコミュニティ普及啓発を兼ねたイルミネーションが点灯された記事を掲載
仮設店舗内の敷地に建設された復興ハウスやその周辺の樹木などにLED電球を設置。
電源には蓄電池を使用するため、充電を兼ねたスマートコミュニティ出前講座を市内の学童クラブなどで開き、大勢の子どもらが自転車をこいで協力した。
 
次回の発行は来年1月7日。  更新はしばらく先になります。
 来年も復興釜石新聞や、自分達の見た事を記事にして行きますのでお楽しみに♪
 それでは、よいお年を♪
 
T-チバ☆