12月24日(土)に発行された復興釜石新聞第55号。
1面は、釜石市議会の12月定例会の記事を掲載。
議員による一般質問が行われ、19日から21日までの3日間で10人が登壇。
震災後の行政対応や被災者の生活再建へ向けた取り組みなどをただした。
このほか、釜石市唐丹町花露辺地区の町内会が高台移転を含む地区復興事業について釜石市と同意書を取り交わした記事も掲載。
2面は、釜石市鈴子町に建設中の「釜石はまゆり飲食店街」入店者に12月21日、北九州市から支援物資第1弾が贈られた記事を掲載。
大震災で調理用具などすべてを失った飲食店には、心強い応援になった。
今回は飲食店には欠かせない割り箸、手洗いせっけんを選んだ。
北九州市・釜石デスクの釜石復興支援担当課長で釜石市に派遣されている東義浩さんは……、
「商工会議所を通じたプロジェクト。お手伝いできてうれしい。しばらく駐在するので、お店にも寄らせていただく」
……とあいさつした。
3面は、釜石市のお知らせと釜石市からの復興便りを掲載。
4面は国際的な建築家で釜石市復興プロジェクト会議顧問の伊東豊雄さんが12月18日、釜石市で講演、震災の津波でがれきに埋もれた街の復興の風景を提案した記事を掲載。
同プランは、伊東さんと市復興プロジェクト会議委員の小野田泰明さん(東北大学院教授)と遠藤新さん(工学院大准教授)が共同提案。
津波で大きな被害を受けた釜石市の中心市街地と鵜住居地区の将来像をスライドや模型で具体的に示した。
がれきに埋もれた震災後の風景から生まれ変わる新しい街の姿に市民から……、
「古民家風の集合住宅がいい」
「このプランなら(釜石)製鉄所の協力も得られるのでは」
……といった期待の声も聞かれた。
T-チバ☆