12月14日(水)に発行された復興釜石新聞第52号。
1、4面はカラー印刷です。
 
復興釜石新聞第52号
1面は、釜石市鵜住居町の根浜海岸の松林に建立された「津波記憶石」の記事を掲載。
同プロジェクトは、全国の石材店約300社で組織する全国優良石材店の会が中心となって進める「命の復幸計画」の一環
東日本大震災の津波の恐ろしさを後世に伝え、犠牲者を慰霊するため、岩手、宮城、福島3県の沿岸部約500キロに500個の建立を目指している
石碑は高さ270センチ、幅70センチの御影石。
「二千十一」「3・11」の文字のほか、「ともかく上へ上へ逃げよ。てんでんこで逃げよ」と日本語と英語で記されている
ステンレス板のQRコードが貼り付けられており、携帯端末で読み取ると、震災前の町や津波が襲来したときの映像などを見ることができる。
 
復興釜石新聞第52号
2面は、12月9日に行われた釜石ラグビーワールドカップ2019を語る会の記事を掲載。
鈴子町の釜石市教育センターで行われ、ラグビー関係者や一般ファンなど約40人が出席。
釜石シーウェイブスRFCのゼネラルマネジャーで釜石ラグビー協会会長の高橋善幸さんがワールドカップの概要を説明したほか、ニュージーランドで今年行われたワールドカップの模様も紹介。
 
「収容力2万人程度の試合会場もあり、大型の仮設スタンドでも対応できる」
 
……などと釜石開催の可能性を示した上で……、
 
「誘致には地域の盛り上がり、市民の理解が必要だ」
 
……と強調した。
意見交換では……、
 
「防災機能も含め高台にスタジアムを建設しては」
「市民の意識を盛り上げるには、釜石シーウェイブスが日本一を狙えるぐらいの強いチームになるのが一番の近道」
「ラグビーのまちなのに中学校にラグビー部がなく、選手がうまく育たない」

 
……などの意見が出された。
 
3面は釜石市からのお知らせ。
 
復興釜石新聞第52号
4面は、震災から9カ月目の12月11日に行われた「かまいしの第九」の記事を掲載
これまでの会場だった釜石市民文化会館が津波で被災し、県立釜石高校の体育館に会場を移して開催。
一般の合唱メンバーに、津波で校舎を失った釜石東中学校の全校生徒187人も加わった約350人が「鎮魂」「復興」「感謝」の思いを重ね、高らかに希望の第九を歌い上げた。
※詳細はやっぺしFMのブログにも掲載しております。
 
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