一挙に2本更新な僕です。 みなさん、改めてこんにちわ！
T-チバ☆の更新速度に負けない様に頑張っているのですが、もう無理です！（汗
負けます……。
でも、書くことは止めない！☆
今回の取材ノートは今回の取材ノートは一ヶ月前に行われた11月27日に旧釜石商業高校体育館で行われた青森中央高校演劇部による「もしイタ」の演劇公演をご紹介します。
この青森中央高校演劇部は、ここ10年で青森県大会最優秀賞を8回、全国大会の常連校として活躍している高校です。
その内2回も全国大会で優勝し日本一に輝くと言う成績も持っている高校なのですが、今回は復興支援・被災地支援として公演を行っています。
釜石を始とした被災地を含め3県6都市公演を行って来た青森中央高等学校演劇部。
結果から言ってしまうと、本当に凄かった！
セットも無く、音楽も無く、SEも無く、あるのは声と体だけ。
その声と体を使った演劇風景を、少しだけご紹介したいと思います。
まず、演劇の題名となっている「もしイタ」とは？
「もしイタ～もし高校野球の女子マネージャーが青森の「イタコ」を呼んだら」と言う、何処かで聞いた事のある題名ですが、内容はまったく違います。
簡単にストーリーの説明を。
主人公は被災地で野球をやっていた男子高校生。
でも、震災で家族・チームメイトを亡くし、青森の高校に引っ越して来た所から始まります。
引越しをして来た高校にも野球部があり、そこでは女子マネージャーが奮闘しながら部活生活が続いていました。
女子マネージャーは、野球部の生徒を奮い立たせながら、練習を行い、引っ越して来た主人公を野球部に誘います。
しかし、主人公はそれを拒否。
マネージャーも諦めず主人公を誘い続けます。
本当は野球が好きな主人公、でも、過去の記憶があり野球をやれない主人公。
そんな主人公を見て、マネージャーは好きだった槍投げを腕の故障で出来なくなった事を告白。
マネージャーの告白を聴いた主人公は、心を動かされて野球部へ入部！
野球部の再起するため、甲子園を目指すため、試合に出られる様に奮闘する部員達とマネージャー。
コーチを呼ぼうと言う事で、知り合いと言う知り合いに声を掛けるマネージャー。
そんな時、後輩マネージャーのおばあさんであり、「イタコ」が野球部のコーチに就任。
主人公にプロ野球で活躍した沢村投手を降ろし、野球大会に臨む。
しかし、体の負担と能力の限界が……。
結局、県大会の決勝で敗退した野球部。
しかし、今まで以上の結果と自分達のして来た事に後悔は無い野球部。
時間は経過し、冬。
主人公にあるサプライズが起こりました。
それは……。
主人公が亡くした両親とチームメイトとの再会。
イタコのコーチを始とした主人公を思う野球部のメンバーがこっそりとイタコの修行を積んで行った事でした。
久しぶりに再開を果たした主人公は号泣、野球部のメンバー・チームメイトと言った大切な「絆」を見つけた主人公の物語……
以上が簡単なあらすじになります。
自分が感じた客観性も少しは混じっていますけど……（苦笑
この演劇は、自分達でBGMを歌い、劇中歌も歌い、SEも声で表現する、そして演劇の本質は忘れていないと言う内容でした。
見ててプロでも難しいのではと言う思いもあったりしました。
主人公の成長を、部員の成長を描いたこの作品、見に来ていた観客の方々も、声に出して笑い、泣き、まじめの考える。
そんな色々な表情を見れました。
最初の見た率直の感想として、勇気のある演目だなと。
この被災地で、この設定。
本当に覚悟が無いと出来ない演目だと思います。
取材のつもりで演目を見ていた僕も、途中からドップリと漬かり、写真を取るのも忘れていたくらいです。
先生にお話をお伺いしたところ……、
「生徒も勇気と覚悟を持ってこの演劇に臨んでいた。生徒達にもこの演目を上演する事は考えさせられていた。でも、生徒達から被災地で少しでも役にたてられるのら望んでやりたい、と言ってくれた」
……との事。
先生自身も、本当にやって良いのかと言う悩みもあったと仰っていました。
しかし、生徒の皆さんが望んで行われたこの公演は、成功だったのではないかと思います。
主人公を演じた生徒さんにもお話を伺いました。
「この役を演じるには勇気が必要だった。自分の役は被災地から転校して来た高校生、被災地で演技する事は凄く悩んだ。でも、見に来てくれた方が、声を掛けてくれて勇気も出たし励まされた。やって良かったと思う」
青森中央高校演劇部の皆さん、本当にありがとうございました！！
以上、11月27日に旧釜石商業高校体育館で行われた青森中央高校演劇部による「もしイタ」の演劇公演のレポートでしたぁ！！
みきさー