11月19日(土)に発行された復興釜石新聞第45号。
 
釜石新聞45号
1面は、釜石市からNPO(特定非営利活動法人)の認証を受けた2団体の記事を掲載。
11月15日に認証されたのは、同市浜町の東北復興支援機構(山本知子代表)と同市大町の東日本経済活性化支援機構(三塚浩之代表)。
両団体はともに昨年から釜石を舞台に展開されたウギャルプロジェクトにかかわり、水産振興の情報発信活動で連携してきた。
震災後共に6月のNPO設立総会を経て、8月に市に認証を申請していた。
東北機構は、これまで個々に行ってきた生産方式、養殖技術向上、流通効率化、魚食振興などさまざまな水産関連業の活性化活動を見直し、再構築を目指すほか、環境保全活動にも取り組む。
東日本機構は、地域住民や企業とのネットワークを構築し、コミュニティビジネスを推進する。経済活動の活性化、まちづくりの推進など活動は多岐にわたり、物品販売、イベントの企画などにも取り組む。
山本代表は……、
 
「被災地の水産業には、福島の原発事故の風評被害も立ちはだかるが、生産者と消費者の目線が乖離している。これを除く活動もしたい」
 
三塚代表は……、
 
「人と人とのつながりを強化し、地域経済が回るようにしたい。先を見る(地域の)目も養いたい。スピード感を持った活動が必要だ」
 
……と思いを語った。
 
釜石新聞45号
2面は、11月12日に釜石市新町の県釜石地区合同庁舎で行われた第5回ウィズガス全国親子クッキングコンテストを掲載。
大会には書類選考を通過した親子5組が出場。
「我が家のおいしいごはん」をテーマに腕を競った。
揃いのバンダナやエプロンなどでキッチン台に立った参加親子は、イカやサトイモ、リンゴなどを使った自慢のメニューを1時間の持ち時間で調理。
審査員がチームワークや独創性、味などを採点した。
審査の結果、矢巾町の佐々木華英さんと匠君(小学6年)が優勝。
12月に宮城県仙台市で行われる東北大会に出場する。
 
釜石新聞45号
3面は、11月13日に釜石市橋野町の橋野どんぐり広場で開かれた第7回水車まつりを掲載。
橋野町振興協議会主催の同まつりには約500人が集まり、豚汁と古代米おにぎり各350食の無料サービスや広場の隣にある水車小屋の見学を楽しんだ。
同まつりは7年間に水車小屋が建設されて以来、毎年この時期に行われている。
近年は橋野四季まつりの一つに位置づけ、春の八重桜まつり、夏のラベンダーまつり、秋のニジマス釣り大会に続く冬のイベントとして定着。
今年は震災のため春と秋のイベントは中止した。
 
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