12月1日は何の日?
そう……、
 
鉄の記念日!!
 
今から154年前の安政4年12月1日、盛岡藩士の大島高任が日本で初めて洋式高炉による製鉄を成功させた日で、昭和33年に日本鉄鋼連盟が鉄の記念日として登録したそうです。
ちなみに釜石市では11月26日から12月4日までの一週間、鉄の週間に制定されています
鉄の街釜石市では鉄の記念日にちなんで、さまざまなイベントが行われました。
時系列で紹介します。
まさかのサプライズ体験もありましたよー!
 
鉄の歴史館
 ⇒ 午前9時~鉄の歴史館(大平町) 釜石市の観光施設の一つ、鉄の歴史館は、大震災の地震で館内の大画面シアターが故障したほか、自衛隊の基地になっていたこともあり、自衛隊が撤退してから一部再開していましたが、鉄の記念日を機に全面再開することになりました。
営業時間は午前9時から午後5時まで。
12月は27日まで営業するそうです。
 
ランタンを受け取る野田市長
内田勇人総務部長(左)からランタンを受け取る野田市長 ⇒
 
 ⇒ 午前10時~釜石駅前モニュメント点灯再開式(鈴子町) 鉄の街釜石市を象徴する「鉄のモニュメント」は2007年、近代製鉄発祥150周年を記念してJR釜石駅前広場に設置。
アーチ型のモニュメントの頂上部には新日鉄から採火された炎がともされ、モニュメントの下には「ものづくりの灯を永遠に」と記された石碑がある
3月11日の大震災による津波で点灯な必要なガスと電気設備が被害を受け、消えたままになっていたが、約9カ月ぶりに炎がともされた
 
再開式には、釜石市の野田武則市長新日鉄釜石製鉄所棒線事業部の内田勇人総務部長大島高任の子孫の大島輝洋さんら関係者が出席。
式前には新日鉄釜石製鉄所構内から採火し、炎が灯されたランタンを内田部長が野田市長に手渡した
野田市長は……、
 
「『ものづくりの灯』は復興の灯、そして希望の光でもある」
 
……とあいさつ。
モニュメントに炎が灯されると参加者から拍手が送られた。 火入れ
  モニュメントに点灯する野田市長
 
火入れ式
  関係者で記念撮影(左から3人目が大島高任の子孫の大島輝洋さん)  
火入れ式
 
碑
  約9カ月に点灯した鉄のモニュメントと「ものづくりの灯を永遠に」の石碑  
講演会
 ⇒ 午前11時~半澤周三さん講演会(鈴子町) 釜石市出身で新日鉄釜石OBの半澤周三さん(75)の「大島高任~日本産業の礎を築いた『近代製鉄の父』」(12月2日発売、定価2100円)の出版記念講演会は、釜石市教育委員会生涯学習室で行われた。
市内から約20人が出席。
半澤さんはこれまで大島高任に関する著書を出版している。
講演会前には野田市長に義援金を渡した
その理由について……、
 
「大島高任を広く知ってもらうため、全国に高任を発信していくため、世界遺産登録への取り組み」
 
……と述べ……、
 
「これからの釜石を誰が作るのか?将来の人たちが誇りに思える街づくりを目指してほしい」
 
……とエールを送った。
 
 ⇒ 午後6時半~第4回鉄の検定(鈴子町) 鉄の検定
 
鉄の検定
前回放送の番組ゲストに迎えた森一欽さんが問題を作っている超難解の検定「第4回鉄の検定」
同検定は近代製鉄発祥150周年イベントの一環で2008年から始まった。
森さん曰く、検定を受けた子供たちが就職や進学で釜石を出た時に、釜石以外の人に「釜石では鉄の検定っていうのがあるんだよ」と言ってもらうことで釜石のPRにつながる―という目的もあるそうです。
今年は小中学生や一般から約500人が受験。
小中学生は50問、一般は80問の難問に挑戦しました。
 
私は一般の方が参加する釜石市教育委員会生涯学習室に取材で訪れたのですが・・・予期せぬ出来事が!
受験担当の森さんから……、
 
「受験してみますか?」
 
……とまさかの一言が!
 
「いやいや、全然勉強していないので」
 
……とお断りしたのですが……、
 
「いやいや全然大丈夫だから」
 
……と言われ、何が大丈夫なのか分からなかったが、会場の雰囲気にのまれ急きょ受験することになってしまった。
まあ、四択問題なので何とかなるかと思い、席に座って受験開始
 
問題用紙を見る。
やはり難しい。聞いたことがない単語が次々出てくる。
パニック寸前
 
それでも、問題を熟読して回答用紙を必死に埋める(ヤマ勘含む)。
開始から23分、回答用紙をすべて埋めて何とか終了。
仙人峠マラソン取材時の筋肉痛とは別の疲れが出た
 
脳の筋肉痛です。
表彰は来年1月中旬ごろに行うそうです。
100点満点はアイアンマスター賞、90点以上は1級認定、80点以上は2級認定とのことですが、私は何点とれるのでしょうか。
来年受験する時は事前に勉強しよう。
 
T-チバ☆