11月2日の放送はいかがだったでしょうか?
 番組では、釜石市のNPO法人eネット・リアスの写真復元活動を取り上げました。
 
 元々は高齢者対象のパソコン教室。
 同市鈴子町の教育センターなどで教室を開いていましたが、現在は同市甲子町の清風園内で活動を行っています。
 津波や泥水を浴びて変色した写真を集め、パソコンやスキャナー、修復ソフト、プリンターを使い、変色し傷ついた写真の背景や風景を復元しています。
 
 写真の復元依頼は9月中旬まで受け付け、会員が毎週火、水、金曜日の午前9時半から11時半まで同園で作業を行います。
 時間内に終わらない場合は、家に持ち帰って作業をすることもあるそうです。
 私が取材に行った時は、約10人が作業を行っていました。
 写真の引き渡しは約1カ月~1カ月半後
 時間はかかりますが、会員は被災した家族の思いをすくい取り、震災で失いかけた写真の記憶を取り戻すため、懸命に取り組んでいます。
 もちろん無料です。
 
 インタビューでは、eネット・リアスの福島和男理事長と佐々木聖好事務局長に作業時の苦労や復元した写真を被災した家族に渡す時の様子などを聞きました。
 依頼した家族も復元した写真に大満足の様子。
 会員に写真の思い出を語っていたのが印象的でした。  写真の復元依頼はすでに終了しており、今月中には全依頼者に復元写真を引き渡す予定とのこと。
 佐々木事務局長は……、
 
「機会があれば、再び復元作業を行いたい」
 
 ……とおっしゃっていました。
 
写真修復作業中
 
写真修復作業中
 
  色あせた写真が・・・
 
写真修復作業中
 
写真修復作業中
 
  何という事でしょう(ビフォーアフター風に)
  新しい写真に復元されました。
 
写真修復作業中
  作業を行うeネット・リアスの会員
 
T-チバ☆